日本一目指し競い合う 素足で威勢良く竹刀を振る子どもたち。1月末の冷え込む夜、諫早市の真崎小体育館に元気な声が響きわたっていた。 1982年、西諫早ニュータウンの入居者増に伴い、地域の剣道人口も増加。「西諫早小だけじゃなく、真崎小でも剣道を」という声に応えて真崎少年剣道会は発足した。当時の門下生は200人を超えていた。 現在は少子高齢化や剣道人気低迷などの影響を受け、幼児から中学生までの38人に減少した。それでも、山内清隆会長は「競技力向上のためにも、小中学生の道場は強くあるべきだ」と信念を持って指導。生徒たちも週5日の熱を帯びた練習で力をつけている。今年は馬出祥平(真城中2年)と小学団体メンバーが全国スポーツ少年団交流大会(3月・鳴門市)出場を決めた。
異なる小中学校の生徒が一緒に汗を流すのも魅力。校区や学年の壁を超えて地域交流の場となるだけでなく、互いに競い合うことで刺激が生まれている。馬出は「後輩たちはきょうだいのような存在。自分が引っ張らなきゃと気が引き締まる」。小学団体の大将村山太一(小野小6年)も「先輩たちとのけいこはかなりきついけど、学ぶことがたくさんある。今よりもっと強くなって絶対長崎国体に出たい」と高い目標を掲げている。 小森敏也(島原高−筑波大)、横尾由布子(西陵高)ら全国レベルで活躍する人材を多数輩出してきた。年の瀬になると、自然と卒業生が集まってくる。馬出は「みんな先輩たちのように日本一を目指している」。あこがれの先輩に追いつけ追い越せと、少年少女剣士たちはきょうも竹刀を振り続ける。(運動部・中島崇雄) 2010年2月10日長崎新聞掲載
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