企画「羽ばたけジュニア 2巡目長崎国体をめざして」

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長崎東リトルシニア
目的意識持ちひた向きに

長崎東リトルシニアのメンバー
長崎東リトルシニアのメンバー

創部6年目初の全国へ

 2004年9月、部員5人で始動した野球の長崎東リトルシニア。当時は練習試合さえ組めなかった弱小チームが、稲尾和久メモリアル別府秋季大会(10月24日〜11月3日・大分)で初優勝を飾った。来年3月、創部6年目にして初めて全国の舞台に立つ。

 「ここまで来るのは長かった」。感慨深げに語る森本恵介監督(37)=九州エア・ウォーター=は、ソフトボール成年男子の元国体選手。02年高知国体の総合開会式で、本県選手団の旗手も務めた。そんな現役時代の人脈を頼りに選手を集め、必死で頼み込んだ最初の練習試合は「ぎりぎり野球できる程度でコールド負け」。それが今では、飯盛、喜々津など七つの中学校から、1、2年生計20人が在籍する強豪に成長した。

 チームの基本理念は「目的意識を持って取り組む」。諫早市の多良見西部グラウンドで週3日実施する練習中、必ず1日1時間は自主練習を設ける。個人ノックを受けたり、素振りをしたり内容はさまざま。自発的に何が必要かを考え、個性を磨いている。

練習試合で奮闘する選手=長崎市、海星大山グラウンド
練習試合で奮闘する選手=長崎市、海星大山グラウンド
 「周りへの感謝の心を忘れない」も大切な理念の一つ。チーム立ち上げ時から、地元企業の「もろおか薬品」などが支援を続けてくれている。「多くの人の支えで野球ができることを知って、人としても成長してほしい」。森本監督の願いが届いているのか。取材中、子どもたちから元気いっぱいの感謝の言葉をもらった。

 14年長崎国体で硬式野球は天皇杯得点にかかわらない公開競技。国体を知る森本監督は「ソフトボールや軟式で貢献してほしい気もする」と複雑な胸の内も明かした。ただ、子どもたちは中尾勇也主将(2年)をはじめ「高校で甲子園に出たい」と硬式に夢中だ。

 ひた向きな姿勢は将来どんな競技をやるにしても、必ず生きてくる。寒風吹き荒れる練習試合で、泥だらけになって真剣勝負をする少年たちを見て、そんな印象を受けた。(運動部・中島崇雄)

2009年11月25日長崎新聞掲載








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