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九州高校野球県大会(春季大会)

長崎日大、ひと冬越え大きく成長 身に付けた粘り強さ

【決勝、大村工−長崎日大】1回裏長崎日大2死二、三塁、山崎が中前適時打を放つ
【決勝、大村工−長崎日大】1回裏長崎日大2死二、三塁、山崎が中前適時打を放つ=県営ビッグNスタジアム
 冬を越え、まるで別のチームになったのか。1枠の九州大会出場を勝ち取ったのは長崎日大だった。金城監督は「今大会で子どもたちの成長を見ることができた」。最後に笑ったのは、ノーシードの伏兵だった。

 大村工投手陣を序盤で攻略し、二回までに7点を奪った。その援護に背中を押され、先発中村は今大会2度目の完封勝利を飾った。中村は「気持ちに余裕を持って投げることができた」。大会の最後に投打がかみ合った。

 昨夏の甲子園後に始動した新チームの滑り出しは順調ではなかった。金城監督の第一印象は「すべてが足りない」。その心配通り、昨秋は中地区予選3位。県大会も1回戦で敗れた。

 だが、今大会は違った。「以前は一度歯車が狂うと崩れた」(金城監督)ナインが、粘り強さを身に付けた。準決勝の逆転サヨナラ勝ちは、まさにその象徴だった。冬を越えて成長を遂げるという、長崎日大の伝統を受け継いでいた。

 選抜大会優勝の興南(沖縄)など各県の強豪が集う九州大会。麻生主将は「1試合でも多く戦う」と意気込む。今季の実績はないが、試合を重ねながら成長を遂げ、上位に食い込む可能性は十分ある。



2010年4月7日長崎新聞掲載






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