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全国都道府県対抗男子駅伝

 レース展開浮き沈み激しく 遠い「最低ライン」

アンカー藤原(JR東日本)
16位でゴールするアンカー藤原(JR東日本)=平和記念公園前
 14位でたすきを受けたアンカー藤原(JR東日本)は勝負に出るしかなかった。「何とか入賞ラインに持っていきたい」。無理を承知で序盤から飛ばした。だが、昨夏の世界選手権(ベルリン)マラソン代表ランナーをしても、ペースを保てなかった。「突っ込みすぎてしまった」。2人に抜かれた。力を出し切れなかった。

 浮き沈みの激しいレースになった。1区定方(川棚高)、4区茅原(諫早高)が、そろって区間1けたの好走を見せたが、それ以外が苦戦。徐々に順位を落とした。第1中継所で14秒だった首位とのタイム差は、最終的に2分58秒まで膨らんだ。

 26位に終わった昨年の巻き返しを誓った今年。見方を変えれば10位台躍進ではあるが、喜ぶ選手は誰もいなかった。3区藤山(SUMCO)は「足を引っ張ってしまった」、2区坂本(調川中)も「迷惑をかけた」。「最低でも入賞」を掲げていたチーム。最低に届かなかった。

 レース後、山口監督(川棚高教)は「もっと底上げを図らないと」とコメントした。その言葉には、4年後に迫った2巡目長崎国体への思いも含まれている。本番で少年勢の主力となる世代が、早ければ来年にもメンバー入りしてくる。彼らが地元で好成績を収めるためには、一つでも多くの実績、自信を積み重ねさせなければならない。それは指導者の義務でもある。

 3年続けて入賞を逃した。正念場だ。(緒方庸介)


2010年1月25日長崎新聞掲載







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