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春高バレー県大会

 大村工、多彩に攻め鎮西学院に快勝

大村工の選手たち
5年ぶりの頂点に立ち、ガッツポーズする大村工の選手たち=諫早市小野体育館
 男子決勝、第1セット。序盤、大村工のエース冨永は鎮西学院の執拗(しつよう)な3枚ブロックを打ち崩せなかった。突き放せないまま、スコアは8−8。この局面で冨永が目先を変えた。強打から一変、フェイントでボールを相手コートへ落とした。ここから一気に4点連取して波に乗った。その後は主導権を譲ることはなかった。

 大会前の練習中。伊藤監督は極力指示を出さなかった。主力は昨季とほぼ同じ。ある程度、教えることはたたき込んできた。後は選手たちがどれだけ状況に応じてプレーできるか−。全国上位で戦うための実践訓練でもあった。

 迎えた決勝。伊藤監督の狙い通りに、一人一人が相手をよく見てから多彩な攻撃を展開した。冨永はフェイントを使うなど、強打だけに頼らない姿も披露。「エースがきついときは自分たちが崩す」。ライト中島が速攻、センター中嶋も時間差などで得点を重ねた。まさに臨機応変だった。

 “春高バレー”は来年度から、全日本高校選手権(来年1月・東京体育館)に移行する。伊藤監督は「今大会は思った以上に動けていた。手応えを感じた。最後の代々木でセンターコート(4強以上)に立ちたい」、山川主将も「まずは気持ちで絶対に負けない」。

 2003年長崎ゆめ総体の覇者が、最後の春高で旋風を巻き起こす。そのための準備は整った。(黒川美穂子)


2010年1月25日長崎新聞掲載






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