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がんばれ県勢!! 北京五輪

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城知哲の北京日記
 
北島選手の強さの要因
 「懸ける思い」と「練習量」

 競泳男子二百メートル平泳ぎ決勝レース後の記者会見。百メートル平泳ぎと合わせて2大会連続2冠を達成した北島康介選手(日本コカ・コーラ)の言葉が印象に残った。

 ある記者の「今大会、世界新が多く出ているが、どう思いますか」という質問に答えた。彼は「皆さん、水着のおかげと言いたいんでしょうが」と前置きした上で、ゆっくりとした口調で話しだした。「僕は水着の力ではなく、自分の力だと思っている。僕はこの五輪のためだけに、すごくタフで、ストイックに練習してきた。僕のこの五輪に懸ける思いが通じたのだと思う」−と。

 今春、世界の水泳界はスピード社が開発したレーザー・レーサー問題に揺れた。着用した選手が次々に好記録を連発。「魔法の水着」とも呼ばれ、今大会もここまで、男女の各種目で世界新、五輪新が相次いでいる。

 北島選手も「世界のレベルが上がってきた要因ではあると思う」とは述べた。だが、決してそれだけではないとも主張した。「着て速くなった選手もいれば、そうでない選手もいる。水着を生かせるかどうかは選手自身の問題」。勝つために大切なのは道具や小手先の技術ではない。「懸ける思い」と「練習量」だと言い切った。

 バドミントン男子ダブルスで5位入賞した長崎市出身の大束忠司選手(トナミ運輸)も、同様の話をしてくれた。大会前に「何を一番大切にしているか」と聞いたところ、彼は迷わずに答えた。「僕は技術面よりも内面的なことを大事にしている。気持ちで絶対に負けない、最後まであきらめない、ですね」

 本気で勝利を目指すスポーツをやる場合、どんな競技であっても技術は必要である。だが、その技術を支えているものは何なのか。序盤から差をつけられた場面、相手に流れが傾いた場面、試合終了1分前の場面…。そこで必要なものは技術や道具なのか。世界のトップ選手から、あらためてスポーツの基本を教えてもらった。(本社運動部次長)

2008年8月15日長崎新聞掲載



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