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がんばれ県勢!! 北京五輪

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城知哲の北京日記
 
夢を実現 友好の場
 アスリートの世界は一つ

 日中、もやでかすんでいた北京の空が、鮮やかに輝いていた。8日午後8時8分(現地時間)に始まった五輪開会式。そのスケールの大きさ、派手な演出…。「One World One Dream(一つの世界 一つの夢)」を掲げた世界最大のショーは“夢”を感じさせるに十分な迫力があった。同時に全力で国家をアピールする、大国の意地も垣間見えた。

 警官11万人、軍隊3万4000人、ボランティア140万人の計150万人を警備要員として配備した厳戒態勢の中、開会式約3時間前に会場入りした。記者の入場チェックは予想外に簡単にすんだが、各入場ゲートに立つ警備員の姿は、やはり物々しかった。

 そんな異様な雰囲気の中で始まった開会式。民族の色を出した衣装を身にまとい、笑顔で、手を振り、踊りながら行進する各国選手団。シドニー、アテネに続く韓国と北朝鮮の合同行進がなかったのは残念だったが、邪念のない両国のアスリートが、祖国をアピールする姿は印象に残った。

 23番目、卓球の福原愛選手(ANA)を旗手に、日本選手団が入場してきた。インターハイ、国体などで本県選手が入場するときと同様の思いが込み上げてきた。「みんなよくここまで来たよな。それだけでもすごいんだよな」

 その中に、2大会連続出場となるバドミントン男子の大束忠司選手(トナミ運輸)ら、県勢の姿もあった。「前回のアテネは日程の関係上、開会式に出られなかった。だから、今度は絶対に出たい」。大会前、そう話していた彼は、また一つ、夢を実現させた。心から「おめでとう」と言わせてもらいたい。

 生で見た開会式は、まさに世界の縮図であり、友好の場でもあった。テロ、貧困、人権問題…。各国が抱えるさまざまな問題が、これぐらいで解消されるわけではない。だが、アスリートの世界は「平和」の二文字がなければ成り立たない場でもある。開会式で見せた選手たちの笑顔。その世界は、確かに一つだった。(本社運動部次長)

2008年8月9日長崎新聞掲載



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