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第10日/「待ち望んだメダリスト」 県体操協の伊奈参与
体操男子団体、個人総合で2個の銀メダルを獲得した内村航平選手。個人種目別床運動は5位で3個目のメダルは逃したが、県体操協会の伊奈正文参与は「昨年亡くなった原田擴増名誉会長に彼の勇姿を見せてあげたかった」と万感胸に迫る思いで、内村選手の活躍を見守った
原田名誉会長は生前、本県体操界の発展に尽力。1968年のメキシコ五輪代表だった塚原(旧姓・小田)千恵子日本代表女子監督以来途絶えていた、体操の県勢五輪出場を切望していた。だが、夢の実現を見ることなく、昨年83歳で他界。故人の意向を引き継ぎ、伊奈参与は「長崎からオリンピック選手を」と内村選手ら有望選手の支援を続けた。
その思いが実り、今年、県勢として40年ぶりとなる五輪選手が誕生した。伊奈参与はその姿を見届けようと、団体の決勝に合わせて現地入り。内村選手が銀メダルを獲得する瞬間を目に焼き付けた。伊奈参与は「協会が待ち望んだメダリスト」と称賛を惜しまなかった。
2008年8月18日長崎新聞掲載
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