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第6日/バドミントン 大束完全燃焼「いい五輪だった」 持ち味の粘りで奮起
【北京=本社運動部・城知哲】「いい五輪だったと思う」。バドミントン男子ダブルス準々決勝に挑んだ長崎市出身の大束忠司(トナミ運輸)は、自身最後の五輪を感無量の表情で振り返った。1−2で敗れたものの、世界最高の舞台での5位入賞。「自分たちの持ち味の粘り強さは出せた。最後まで楽しくやることができた」
この日の相手は、世界ランク10位の李在珍・黄智万組(韓国)。ともに20代前半の伸び盛りのペアで、序盤から持ち味の攻撃力を生かして攻め込んできた。第1セットは12−21。大束と12年来のペアを組む舛田圭太(トナミ運輸)は「若さと速さに押し切られてしまった」。
だが、1回戦同様、ベテランペアはここから奮起した。大束の丁寧で果敢なレシーブから徐々にペースをつかむと、舛田の鋭いスマッシュも決まり始めた。21−18。こちらも持ち前の粘りで試合を振り出しに戻した。
迎えた最終セット。一気に波に乗るつもりだったが、流れは逆になった。序盤で1−8と走られたのが致命傷になった。大束は「粘れはしたが、点差が離れすぎていた。最後は打ち切られた」。試合終了の瞬間、思わず天を仰いだ。
大束にとっての五輪は今回が最後。来年からは指導者の道に進む予定だ。その前に、メダルこそ逃したが、日本男子として過去最高となる5位入賞をつかんだことは、大きな経験になった。「このコートに立って、ゲームができた。ちょっと寂しさもあるが、幸せだった」。スタンドに手を振りながら、コートを後にするときの表情は、充実感でいっぱいだった。
2008年8月14日長崎新聞掲載
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