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第5日/体操団体で銀 内村、大舞台で躍動 切れ味抜群、高得点連発
【北京=本社運動部・城知哲】淡々と、確実に自らの役割を果たし続けた。諫早市出身の内村航平(日体大)が体操男子団体総合の6種目中4種目に出場し、そのすべてで高得点をマーク。日本の2大会連続メダル獲得の立役者となった。「五輪でメダルが取れるなんて信じられない。やっぱりうれしいです」。普段はメダルにこだわらない内村だが、夢の舞台でつかんだ銀メダルは、重く、まぶしかった。
決勝は1チーム6人のうち各種目3人が演技して、その3人の得点すべてを加算する「6−3−3」制で実施。内村は冨田洋之(セントラルスポーツ)、坂本功貴(順大)とともに、チーム最多となる4種目を任された。予選でチーム最高得点を出した19歳への期待は大きかった。
当然、重圧を感じてもいいところだが、若きエースは「緊張はしなかった。いつも通りだった」。周囲に流されず、冷静さを保ち続けた。
最初の種目の床運動。切れ味鋭い伸身の3回ひねりを決めた。得点は15・700点で日本勢トップ。その後、内村が出場しなかったあん馬、つり輪で日本は中国に差を広げられたが、内村は4種目目からの跳馬、平行棒、鉄棒でも高得点をマーク。「僕の体操は披露できたと思う」。ミスはほとんどなかった。
次は14日の個人総合、そしてメダルの期待が大きい17日の種目別床運動に臨む。内村自身は「自分の力を発揮できればいい。結果は後から」とこだわってはいないが、メダル圏内に入っているのは間違いない。今大会2個目のメダル。それは五輪史上県勢初となる金になるかもしれない。
2008年8月13日長崎新聞掲載
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