来年こそは頂点を 甲子園で2500人が最後まで大声援


| |
長崎日大の逆転を信じて懸命に声援を送る三塁側アルプススタンド=甲子園
|
【本社取材班】ゲームセットの瞬間まで、勝利を信じて黄色いメガホンを天に掲げた。声をからして選手の名前を叫び続けた。だが、願いは届かなかった−。夏の甲子園で、県勢初の決勝進出を目指した本県代表の長崎日大は二十一日、準決勝で佐賀北(佐賀)に0−3で敗れた。泣きながら三塁側アルプススタンドにあいさつする日大ナイン。「よく頑張った。胸を張れ!」「来年また頂点を目指そう!」。観衆は温かく迎えた。
スタンドには前日までに甲子園入りしている学校関係者や保護者らに加え、新たに大型バス計6台で到着した人たちが来場。全生徒に呼び掛けて大応援団を結成、約2500人の観衆に膨れ上がった。
二回、佐賀北に先制され、四回にもミスから追加点を許した。徐々に疲れが見え始めるエース浦口に、スタンドからは「ファイト! 浦口」。自然と声援が飛び交った。柴田主将の父、勝文さん(46)は「じっくり焦らずプレーすれば逆転できる」と願った。だが、最後は佐賀北に逃げ切られた。
多くの野球部OBも駆け付け、後輩たちの快進撃をたたえた。12年前に甲子園出場を果たした緒方明さん(30)は「大舞台でも日大野球を貫いてくれた」、島田良治OB会長(53)も「いい夢を見させてくれた。頼もしい選手たちです」とねぎらった。
2007年8月22日長崎新聞掲載
|