確かな成長、エース浦口 1球1球に気持ち込め


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【長崎日大−佐賀北】粘り強く投げ続けた長崎日大のエース浦口=甲子園
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力が入らなかった。狙ったコースにボールはいってくれなかった。それでも気力は失わなかった。「打たれてもみんなが守ってくれる」。長崎日大のエース浦口は、1球1球に気持ちを込めて投げ続けた。
甲子園4試合目のマウンド。当然、疲労は蓄積されていた。「下半身の疲れはなかったけれど、最初から腕が振れなかった」。ストライクゾーンからボールになるはずのスライダーが「ボールからボールになって、振ってくれなかった」。苦しい投球が続いた。
それでも「仲間を信じて投げる」というスタイルを貫き通した。七回途中に降板するまで、毎回走者を背負いながらも、2失点で切り抜けた。仲間はいつも声を掛けてくれた。金城孝夫監督は「以前は独り相撲を取ることが多かったが、バックを信頼して投げられるようになった。よく粘ってくれた」と背番号「1」の成長をたたえた。
最後までマウンドを守れなかったことは「正直、悔しかった」。目は真っ赤にはれ上がった。だが、試合後のインタビューでは、気丈に胸を張り続けた。「僕のピッチングに悔いがないと言えばうそになる。でも、仲間はしっかり守ってくれた。だから、ここまで勝ち上がれたんです」。確かな成長の跡があった。(城)
2007年8月22日長崎新聞掲載
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