アルプス総立ち 夢の舞台、一層躍進を願う


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親子で夢見た大舞台に、暑さも忘れて声援を送るアルプス席の父母ら=甲子園
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【本社取材班】「やったぞ! ベスト8だ」−。再びマウンドに戻ってきたエース浦口が、九回表のピンチを併殺で切り抜けた瞬間、アルプススタンドの長崎日大応援席は、総立ちで喜びを爆発させた。
スタンドにはバス4台で駆けつけた生徒会の応援団(松村貴之団長)や永石靖浩教諭が指揮する吹奏楽部、父母らが集まった。今大会、既に約260人の熱中症患者が出ている甲子園は、朝からの試合とはいえ、照り付ける日差しは厳しい。それでも、1点を争う緊迫した試合展開に、応援団や控えの選手たちのリードでスタンドは盛り上がった。
大阪、京都、神戸の県人会会員も約200枚のチケットを配って声援。相手は京都外大西とあって、京都県人会の前事務局長、溝口一利さん(76)は「どっちを応援していいやら困ったが、長崎はふとか声、京都はこまか声で、とゆうてますのや」と“ふとか声”を張り上げた。
メンバーには浦口投手はじめ、上五島、五島の出身者が4人おり、全員が地元の少年ソフトボールチーム時代は同期で主力。それぞれの父母も、盆帰りの混雑と重なる中を駆けつけた。
浦口良二さん(48)は「今度もバックを信頼して粘り強く投げてほしい」。出口耕大一塁手の父、弘幸さん(50)は「甲子園は神聖な感じ。最後の夏に来られて最高」と目を細める。狩浦亮外野手の父、雅彦さん(52)、角田拓人投手の父、亮明さん(46)も「親子で夢見ていた舞台。島の子どもたちにも励みになる」と一層の躍進を願っていた。
2007年8月18日長崎新聞掲載
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