長崎日大、7年ぶりベスト8


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【京都外大西−長崎日大】粘投した長崎日大のエース浦口=甲子園
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【本社取材班】第89回全国高校野球選手権大会第10日は17日、甲子園球場で3回戦4試合を行い、本県代表の長崎日大は京都外大西(京都)に5−4で競り勝ち、7年ぶりの準々決勝進出を決めた。楊志館(大分)常葉学園菊川(静岡)佐賀北(佐賀)も8強入りした。
長崎日大は初回、浦口の中前適時打で先制すると、五回には4安打を集中して2点を追加。その後、一度は3−4と逆転されたが、八回に柴田、永田の連続長短打で再逆転に成功。最後はエース浦口が、九回一死一、二塁のピンチを遊ゴロ併殺で切り抜けた。
今春の選抜大会優勝の常葉学園菊川は八回に代打伊藤の3点本塁打で追いついた。延長十回にも伊藤が適時打を放って粘る日南学園を振り切り、初の8強入り。
佐賀北は二回に馬場のランニング本塁打で同点とし、その後は小刻みに加点して前橋商(群馬)を5−2で退け、初めて準々決勝へ進んだ。
春夏通じて初出場の楊志館は六回に打者一巡の猛攻で6点を奪い、開星(島根)を6−3で下した。
浦口、仲間を信じ粘投
最後の併殺を見届けて、駆け足でマウンドを降りた。一度は外野に退いたが、再登板して最後の打者を打ち取ったエース浦口。「一度は気持ちで相手に負けてしまったけれど、仲間を信じてよかった」。粘り強く投げ続けた先には、チームメートがもぎ取ってくれた勝利が待っていた。
四回まではパーフェクトピッチング。しかし、五回以降は疲れからボールが先行。六回、3安打で2点を失うと、七回には暴投で同点。八回、ついに逆転された。
12日の2回戦以降、投球数を少なめにしてきたが、疲れは抜けていなかった。加えて、走者を背負った場面。セットポジションのフォームが乱れた。右足の踏み出しが普段より小さい。珍しく、四球が続いた。それでも、意地があった。八回は4安打を浴びたが、最少失点で切り抜けた。
このエースの気迫がナインに乗り移った。「浦口を助けたい」(柴田主将)。その裏、チームは鮮やかな逆転劇を披露した。
「逆転してくれた仲間に本当に感謝です」。試合後、額に大粒の汗を浮かべ、そう語った。高校最後の夏、長崎日大のエースは、頼もしい仲間に支えられて全国区の投手になった。(緒方)
2007年8月18日長崎新聞掲載
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