前回は大村・東彼との接戦を制し、3年ぶりにV奪回した。今回は「いつまでも実績がある選手に頼ってはいられない」という井手総監督の方針で、前回MVPの山川貴広(五島高職)と沖中義明(対馬北署)を他チームに放出。代わりに16―20歳の高校、大学生を9人登録した。戦力低下は否めないが、伸び盛りの若手を軸に連覇に挑む。 一般は鷲尾の走りに期待が懸かる。前回は最終日の15区に出走。 59秒あった大村・東彼との差を9秒に詰め、逆転劇の立役者となった。一万メートルのベストタイムは28分49秒87。今回も主要区間を担う。福岡も一万メートルは28分台で、初日の4区(14キロ)に起用予定。若いチームを勢いに乗せたい。 若手では起伏のあるコースに強い藤田、走りに切れがある奥原、長丁場に強い井手ら「中間層」(井手監督)の走りがカギ。高校生は山下に注目。本県陸上界では無名だが、ラストの粘りに定評がある。 女子区間は全国都道府県女子駅伝6区で県勢3人目の区間賞に輝いた藤田、全日本実業団でアンカーを務めた若杉の十八銀行コンビが主力。シニアは山口、中ノ瀬ら実力者が並ぶ。 井手総監督は「実力は未知数だが、前回同様、大村・東彼の背中が見える位置でレースを展開すれば勝機はある」と連覇へ静かな闘志を燃やす。 頑張ります/奥原康裕 「競技者として視野を広げたい」と、4年前から長崎チームの練習会に参加した。県外就職のため今回がラストラン。「井手総監督ら人生経験豊かな先輩方から多くを学んだ。V2に貢献する走りで最後を飾る」と集大成のレースに臨む。
2005年2月12日長崎新聞掲載
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