“ゆめ”本番へ闘志! 本県選手団が結団壮行式
陸上の女子円盤投げで優勝候補の林田真那美(口加)は「いよいよだなと感じた。あとは気持ちの持ちよう」とリラックスした表情。ヨットで県勢12年ぶりの優勝を目指す海星男子の原田龍之介主将は「プレッシャーがいい緊張感になる」と日焼けした顔をほころばせた。 地元の福江市で開催される剣道の男子個人戦に出場する橋本和人(五島)は「頑張ろうという気持ちになった。地元の期待に応えたい」ときっぱり。新体操女子のホープ、村上唯菜(活水1年)も「選手の多さに驚いた。残りわずかな練習にも身が入る」と目前に迫った開幕を実感していた。 一方、地元総体で優勝を虎視眈々(たんたん)と狙う監督たちも姿を見せ、観客席などから選手たちの姿を見守った。バスケット女子で第2シードとして臨む長崎女子の山崎純男監督は「このような壮行会で注目され、意識が高まるのはうれしい。これらすべてをエネルギーに変えたい」と満足そう。 国見高の校長として出席したサッカーの小嶺忠敏総監督は「組み合わせは厳しいが、地元の期待に応えられるように頑張らないと」と会場を見渡し笑みを浮かべた。剣道男子で悲願の初優勝を目指す長崎南山の白石政雄監督は「地元で優勝旗を取るというみんなの気持ちが一つになった壮行式だった」と闘志をみなぎらせた。 「胸張り堂々と歩きたい」 中村旗手に団旗授与 〇…本県選手団の団旗は、石井勝典県高体連会長が、総合開会式で旗手を務める中村正博(西陵バドミントン部)に「頑張ってください」と声を掛けて授与。中村は「名誉なこと。責任があるし、精いっぱいやらないといけない」と決意を新たにした。 中村は県高総体で男子団体、個人ダブルス、個人シングルの3冠王。ゆめ総体では全種目でベスト4以上を目指している。2週間前に大役を知らされたという。緊張した面持ちだったが、きびきびとした動作で団旗を受け取った。 総合開会式での本県選手団の入場行進は、一番最後。観客の目が本県選手団だけに注がれる。旗手は、選手団を率いる大事な役目。中村は「胸を張って堂々と歩きたい」と話していた。 大胆にして細心であれ 長崎北の原さんエール 〇…県内の全高校生を代表して激励の言葉を述べた長崎北3年の、原直実生徒会長は「大胆にして細心であれ」というメッセージを本県選手団に託した。 学校を通じて約1カ月前に生徒代表あいさつを依頼された。すぐにあいさつ文の作成に取り組み、完成したのは1週間前。「日ごろの練習で培った精神力と仲間を信じる強いチームワークで堂々と戦ってほしい」との願いを「大胆」という言葉に、「自分の力に自信を持ち、注意を払ってミスをしないでほしい」という思いを「細心」という言葉に込めた。 選手一人ひとりの表情を確かめながら、丁寧な言葉遣いとはっきりした発声で大役をほぼノーミスでやり遂げた。「1週間前からドキドキしていたけど、皆さんのまなざしにすがすがしい思いがした」と、選手たちに緊張を和らげてもらった様子。「地元開催のプレッシャーがあると思うが頑張ってほしい」と選手団にエールを送った。 「力の限り頑張りましょう」 体操・椋本選手、決意の言葉
約2週間前に知らされた。昨年、本県であった全九州大会の選手宣誓に続く大役に、母親の崇子監督が「50年に一度しかできない経験。いい思い出になる」と後押し。「(当初は)大勢の人の前で見られるので照れくさい思いもあったが、度胸試し」と気持ちを切り替え、この日も学校の体育館でマイクを使った早朝練習をして臨んだ。 本番は朝の練習よりも丁寧な口調で思いを込めて読み上げ、「緊張したが、試合より大丈夫だと思えた。自然体でできた」と満足そう。スタンドから見守った崇子監督は「練習を重ねるごとに少しずつ上達した。体操だけでなく本人にとっていい勉強になったのでは」と評価。椋本は「今回の経験をインターハイにも生かして頑張りたい」と笑顔を見せた。(福岡) 総合開会式の旗手らが決定 本県選手団 28日の総合開会式で本県選手団の旗手を務める選手などが決まった。 旗手は西陵バドミントン部の中村正博(3年)、選手宣誓は口加陸上部の鬼塚和則(同)と林田真那美(同)、歓迎の言葉は長崎北の岩永由希子(同)が務める。 2003年7月17日長崎新聞掲載
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