式典音楽
2003年5月4日長崎新聞掲載



心一つに歌と演奏

 七月二十八日の長崎ゆめ総体総合開会式の式典音楽は、総勢約九百人もの県内各高校の生徒たちが担当し、長崎にちなんだ曲目を合唱や演奏で披露する。

 式典音楽の合唱隊は二十七校約四百二十人、吹奏楽隊は十四校約四百四十人、ファンファーレ隊が三校約五十人。バックスタンドで全国の選手らを迎える。

 披露するのは、大会序章の「西海讃歌」、選手団入場の際に歌う「長崎の鐘」、長崎市出身の歌手・福山雅治のヒット曲「桜坂」など長崎にちなんだ曲や式歌の「高体連の歌」など計十五曲。高校生が作詞、作曲しフィナーレを飾る大会賛歌「大空へ…」は合唱隊全員が手話を交えて歌う。

 四月三十日、合唱隊十九校と吹奏楽隊全十四校の計八百人が県立総合体育館で二回目の合同練習を行った。合唱隊の手話は、ろう学校の生徒二十三人から指導を受け、平和祈念像と同じように右手を上、左手を水平に伸ばして「長崎」などの言葉を表現。吹奏楽隊との音合わせなど、みっちり四時間練習した。

 合唱隊の純心女子二年、木戸美由紀さん(16)は「手話は初めてで、ろう学校から提供してもらったビデオを何度も見て覚えた。ほかの学校の人たちと心を合わせて歌いたい」。式当日は離島勢八校約六十人が加わる。宇久の二年生六人は昼休みにも練習を重ね、松坂瑠美さん(16)は「心に響く合唱をしたい」と意気込む。

吹奏楽隊と合唱隊
合同練習で音を合わせる吹奏楽隊と合唱隊=長崎市油木町、県立総合体育館
 吹奏楽隊でチューバを吹く瓊浦二年、小森昭裕君(16)は合同練習で「八百人も集まるとすごい迫力。自分の音が聴き取りにくいほど。これに参加していることがうれしい。ほかの学校も一生懸命練習していることが伝わった。やるからには完ぺきを目指したい」と力を込めた。

 式では、バトントワリングや放送などの進行担当とダンスや竜踊りなどを披露する公開演技担当の約二千四百人の高校生も練習の成果を披露する。

 ファンファーレ隊が高らかに開式を告げ、合唱隊と吹奏楽隊も心を一つに歌と演奏を会場いっぱいに響かせる。大会賛歌「大空へ…」の歌詞にあるように「長崎が君の鼓動で熱くなる」。




2003年長崎ゆめ総体