インタビュー/中村憲昭・県全国高総体推進室長  鍵握る「もてなしの心」

2003年1月31日長崎新聞掲載


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 <今夏の長崎ゆめ総体の開幕まで二十八日で半年となり、大会のスムーズな運営やムードづくりなどが問われている。県実行委事務局長の中村憲昭・県全国高総体推進室長に準備状況や対策を聞いた>

 ―準備の進み具合は。

 中村室長 ゆめ総体はスポーツ大会を超えた大イベントなので、県民挙げたムードづくりが不可欠。まずは県民の皆さんに大会を知ってもらおうと、ポスターや「ゆめ総体ニュース」などでPRしてきた。大会五百日前、三百六十五日前、三百日前の節目に開いたカウントダウンイベントでは高校生を主役に据え、機運の盛り上げにつながったと思う。

 ―どんな大会を目指すか。

 中村室長 全国からたくさんの人が来県する。長崎の姿、魅力を伝える絶好の機会で、観光にとってもチャンス。自然や歴史、文化、県民の温かさを理解してもらえるよう努力したい。成功の鍵は県民の「もてなしの心」だと思う。高校生も「一人一役運動」で参加、手作りの記念品や会場マップなどを用意し迎える。一般県民の皆さんも、大会期間中に選手を見掛けたら「頑張って」と声を掛け、温かくもてなしてほしい。

中村室長
「もてなしの心で大会成功を」と話す中村室長=県庁
“島の人情”も

 ―離島での競技開催も注目されているが。

 中村室長 離島には海に囲まれた美しい自然があり、訪れる選手らが自然を学ぶ機会になる。輸送手段には万全を期しているが、台風での欠航に備え、長崎市やその周辺にある公立の青少年宿泊施設を確保した。大会史上初めて大規模な「民泊」でも対応するが、むしろ“島の人情”を伝えられると期待する。来島した人の心に残る経験になるだろう。

 ―交通アクセス、宿泊への対応は。

 中村室長 JR長崎駅と長崎空港に総合案内所を置き、競技会場へのアクセスに活用してもらう。案内所では高校生が応対するが、長崎市では観光ボランティアにも協力を依頼し、さまざまな問い合わせに応じたい。宿泊については、保護者など応援者分の不足が予想され、頭の痛い問題。だが敗退チームのキャンセル枠をすぐに応援者へと振り替えることで何とか対応したい。各地の旅館業組合、観光協会との連携を密にし、旅館やホテルと直接、情報交換できる態勢も必要。一方、応援者にはインターネットでの情報提供や競技会場での空き室情報掲示なども考えていきたい。 (ゆめ総体取材班)



2003年長崎ゆめ総体
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