住民参加  応援方法アイデア続々
2003年1月29日長崎新聞掲載


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機運を高めて

 「選手は大会に自分のすべてを打ち込んでくる。受け入れ側はその気持ちに応えなければならない」。女子バレーボール会場の一つ北松佐々町実行委事務局を務める山本健一さん(51)=町教委勤務=は語気を強める。

 山本さんはかつて本県陸上長距離界で活躍し、今もジュニア層の指導者として各地を奔走。だからこそ、郷土のインターハイ開催に対する思い入れは人一倍強い。

 選手、指導者、スポーツ愛好家として国内外の数々のスポーツ大会など豊富な経験を持つ山本さん。住民参加の機運を高めるのが大会を成功させる鍵とみる。

臨時応援団

 そこで、カウントダウンイベントの第一弾として昨年秋の大会三百日前に記念Tシャツを作った。一流選手を迎えて実技講習会も開き、まずは地元のバレー愛好者やジュニア層の関心を高める活動に取り組んだ。


歓迎用に作られたのぼり
選手らの歓迎用に作られたのぼり。本番までに子どもたちが手書きの応援メッセージを書き込む=北松佐々町役場
 今後は、町民が各都道府県の代表校の“臨時応援団”となる「町民サポーター」を募る。これは昨年秋、韓国釜山市で開かれたアジア大会を観戦した際のアイデア。また、MR佐々駅から試合会場まで歓迎用ののぼりを設け、一本ずつ地元の子どもたちに各代表校への応援メッセージを書き込んでもらう。遠方から訪れた選手や応援家族らの励ましになりそうだ。

 町民サポーターは、男子ソフトボール競技のある西彼長与町と時津町でも計画。山本寛長与町高総体推進課長は「応援団の数や応援方法は各自治会に任せる。町民と全国の高校生、保護者との交流のきっかけにしたい」と期待を寄せる。

 サッカー競技を島原市と共催する南高国見町。町内の各種団体やサークル、個人が特技を生かして応援する町民サポーターを募集中だ。住民自らがゆめ総体にどうかかわるか、積極的に提案してもらう。これまでに写真愛好家グループから「試合の写真を撮って各チームにプレゼントしてはどうか」などの申し出があるという。

 ゆめ総体開幕まで半年。住民がアイデアを出し合い、郷土色や地域の個性を活用した大会づくりを進める自治体がある一方、大会の告知や広報で手いっぱいのところもある。県民の機運に温度差があるのは否めない。

 佐々町の山本健一さんは目を輝かせながら話した。「いかに町民の足を会場に向けさせるかが私たちの役目。若者の高い技術や懸命な姿に触れれば、何か得られるはず」



2003年長崎ゆめ総体
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