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重い財政負担
「競技の円滑な進行のためには、選手たちを輸送するシャトルバスは不可欠。だが、運行費用は県の補助がなく、小さな町には財政的負担が重い」。ボート競技がある西彼琴海町の吉田恒雄・高総体事務局長は少々悩ましげだ。
選手や監督の宿舎から競技会場までの移動は、公共交通機関の使用が原則とされる。だが、交通の便が悪い郡部で、その“原則”を守るのは不可能だ。
ボート競技には選手、監督ら約千二百人が参加する。町内には宿泊施設が少なく、大半は長崎市内に宿泊する。
JR長崎駅前から琴海町大平郷のボートコースまで路線バスで約七十分。便数は一時間に一―三本で、一般利用客もいるため、とても対応できる状態ではない。
このため、町は大型バス八台をチャーターし、長崎市内と競技会場の間を三十分ごとにピストン輸送する計画だ。費用は約八百万円。選手、監督の交通費は県の助成対象外で、町が独自負担する。吉田事務局長は「遠来の選手たちに気持ちよく競技してもらうため」と、言い聞かせるように話す。

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ゆめ総体を前に競技会場までのアクセス道では拡張工事が進む=西彼大瀬戸町
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バス導入検討
西彼大瀬戸町で開催される弓道競技には選手、監督、役員約千百人が参加。町内の宿泊施設では不足するため、選手や監督らは西彼、西海、大島、崎戸の近隣町にも分宿する。各町と大瀬戸町を結ぶ公共交通機関は路線バスだけで、便数も極端に少ない。
最寄りのバス停から競技会場の大瀬戸町民体育館までは、約一キロの上り坂が続く。暑い盛りに弓矢や道具類などを抱えて歩く選手らの負担は大きい。タクシーやレンタカーを調達するにしても、町内や近隣町だけでは賄えそうにもない。町実行委は「バス会社も大会期間中の増便を検討。実行委としても宿舎と会場との間に送迎バスの導入も考えている」。
県外から訪れる観客の交通アクセス対策はどうか。郡部の競技開催地の宿泊施設は関係者で埋まり、観客は会場から離れた市部に宿泊する可能性が高い。県の大会実行委関係者は「観客がどこに宿泊するか分からないため、対策の立てようがない。公共交通機関の時刻案内やタクシーの手配など、観客の問い合わせに対応できるよう、ホテル側に要請するしかない」と、頭が痛そうだ。
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