2006年 知事選


知事選 参謀に聞く

 五日の知事選投票まであと二日。無所属新人の小久保徳子候補(47)、共産公認で新人の山下満昭候補(53)、無所属で三選目を目指す金子原二郎候補(61)=自民、公明推薦、社民支持=の三つどもえの戦いは佳境を迎えた。追い込みをかける各陣営の責任者に終盤の手応えを聞いた。

小久保陣営
 斉藤まさしアドバイザー


都市部の浮動票が鍵

 「政党や団体のしがらみに縛られた選挙では、県政を変えることはできない」と訴え、ボランティアとカンパによる選挙を繰り広げてきた。課題だった知名度も、問題ないところまで上がっており順調。感触はいい。

 選挙戦では、九州新幹線長崎ルートをはじめとした大型公共事業の見直しと財政再建を軸に訴え一定理解を得ている。半面、その最終目的が経済・雇用対策にあることの浸透はまだ不十分。公約をより深く知ってもらうため、電話作戦を重視している。

 地域的には浮動票の多い都市部が終盤の鍵。厳しい戦いになっている佐世保市で接戦に持ち込み、長崎市でリードしたい。目標の四十万票獲得に向け、投票率を上げることが課題だ。確実に票を取るため、一票一票を大切にしていきたい。

山下陣営
石川悟選対本部長


日追うごとに手応え

 弱肉強食を迫る構造改革の流れの中で、あらためて県の機能が問われている戦いだ。国のいいなりの知事か、県民を守る知事かを真正面から問う戦いを進めてきた。

 党公認候補として福祉、教育、平和を守ることを一貫して主張。急な出馬ということで出遅れは否めなかったが、日を追うごとに手応えを感じる。若者や無党派層も共感できるよう、県が抱える課題とその対策を具体的に打ち出しながら、分かりやすくアピールしてきた。「何とか政治を変えてほしい」と願う県民に、候補の訴えが浸透し始めたのではないか。

 党後援会などへの呼び掛けも、やっと手が届き始めた。一分一秒も無駄なく組織固めを徹底していく。前回、高村氏が獲得した十一万票を超え、さらに票を伸ばしていきたい。

金子陣営
松藤悟総合選対本部長


47万票クリア目指す

 相手候補の動きが見えないこともあり、序盤は支援組織にも楽観ムードがあって盛り上がりに欠けていた。ただ中盤以降は個人演説会や街頭での反応も良く、組織も徐々に締まってきている。

 多くの政党や団体から推薦を受けているので、残り期間でこれらの推薦団体に再度、各組織内の末端まで集票活動を徹底してもらうよう働き掛けている。二期八年間の確かな実績があるので、県民にこれを粛々と訴えていくしかない。

 集票目標では、前回選の約四十七万票を何としても上回りたい。一騎打ちの前回に比べて今回は三つどもえで厳しいが、多くの信任を得て三期目に弾みをつけたい。そのために投票率は55%以上はほしい。県内全域での圧倒的な支持を得て、大票田の長崎市や佐世保市でも完勝したい。


2006年2月3日長崎新聞掲載


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