2006年 知事選


攻防“17日”/ラストサンデー 残り1週間、各陣営追い込み

 知事選最後の日曜日の二十九日、無所属新人の小久保徳子候補(47)、共産党公認で新人の山下満昭候補(53)、無所属で三期目を目指す現職の金子原二郎候補(61)の三人は大票田の長崎市、佐世保市に繰り出した。繁華街で街頭演説や握手作戦をしたり、応援弁士を招いて盛り上げを図る候補者たち。投票まで残り一週間。各陣営の”ラストサンデー”をドキュメントで追った。

小久保候補

 10・20 佐世保市若竹町の団地で街頭演説。「新幹線はいらない。応援してます」と話す女性に走り寄り握手
 13・00 同市中心部のアーケードで「桃太郎作戦」。客待ちのタクシーにも一台ごとに駆け寄り「小久保です」
 15・30 選挙カーで西海市を通過。船上や畑から手を振る市民に、マイクを握るスタッフは「農業、漁業を支えます」
 18・00 長崎市で開幕した「長崎ランタンフェスティバル」に合わせ、主会場の湊公園(新地町)付近の街頭でアピール。小久保候補は支持者が担ぐ長方形の大型ランタンで飾ったみこしに乗り、大勢の見物客を前に「これだけの人を呼ぶことができた。もっとにぎやかな長崎をつくっていきたい」。同行のスタッフも「祭りも選挙も盛り上げて」と呼び掛け
 18・30 同市中心部のアーケードを歩き、通行人と次々握手。喫茶店では試飲用コーヒーを振る舞われ「ありがとう」

山下候補

 9・20 長崎市議増員選に出馬した共産党公認候補の応援で旧琴海町へ。山下候補は「一緒に笑えるように頑張ろう」
 11・20 長崎市千歳町のチトセピア前で演説。支持者に握手を求められ「頑張るからね」と笑顔
 14・15 同市下町の大浦地区公民館で、支持者を前に個人演説会。「痛みを強いる悪政を競い合う自民と民主に応援された知事では、県民の暮らしは守れない」と対抗馬を批判。福祉と教育、平和を守ることを訴え「社会的格差をなくし、憲法九条も変えさせない」「県民が安心して平和に暮らせるまちづくりを進めたい」
 15・20 同市中心部で演説。ニアミスを避けるように迂回(うかい)した別の候補の選挙カーに軽く会釈。静かな火花が散る
 19・35 同市本尾町の浦上天主堂前。寒空の下、きょう最後の訴え。吐く息は白いが、政策を訴える声は熱気を帯びた

金子候補

 8・55 長崎市と西彼琴海町の合併に伴う市議増員選の出陣式会場を訪れ、「圧倒的な支援を」とこの日最初の街頭演説
 10・20 同市の浦上天主堂に立ち寄り、ミサ帰りの信徒にあいさつ。「頑張ってください」と握手を求められ思わず笑顔
 11・10 同市茂木町の漁協女性部総会に出席。応援で同行した谷川弥一衆院議員(長崎3区)は「素人が知事になれば長崎はぐちゃぐちゃになる」
 15・00 同市内のホテルで開かれた女性集会には、昨年の衆院選で初当選した「小泉チルドレン」の一人、自民党の片山さつき氏(静岡7区)が来援し、会場は五百人を超える支持者で満席に。終始笑顔で臨んだ金子候補は、大きな拍手を受けながら一足早く会場を後に。片山氏は「絶大なる支持率で女性パワー結集を」
 18・15 東彼川棚町のJAながさき県央川棚支店で支持者を前に個人演説会。候補は「皆さんの協力で必ず三選を」

2006年1月30日長崎新聞掲載


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