2006年 知事選


攻防“17日”/告示後初の日曜日 大票田へ集結、舌戦

 知事選告示後初の日曜日となった二十二日、小久保徳子(47)、山下満昭(53)、金子原二郎(61)の三候補は大票田の長崎市一帯に集結。冬晴れの下、買い物客でにぎわう繁華街などで支持拡大にしのぎを削った。街頭演説では、各候補とも大型公共事業の是非や経済対策、福祉などの分野で持論を展開するとともに他候補の主張を批判し、政策論争が熱を帯びた。

〇小久保候補

 「小久保徳子で改革長崎」―。ギターを抱えた支援者の一人が歌う自作の応援歌が響く中、小久保候補は午後、長崎市中心部の繁華街で活動。演説や、通行人と握手を交わす「桃太郎作戦」で知名度アップを図った。

 鉄橋の演説では「各地で『県政を何とかしなくては』との切実な叫びを何度も耳にした。新幹線にお金をかけるより商店街にお金を回す。選挙に勝って県政を立て直したい」と決意。

 桃太郎作戦では民主党の犬塚直史参院議員、のぼりなどを持った支援者らと周辺のアーケードや商店街を行進。「頑張って」と声を掛ける通行人に、握手と笑顔で応えていた。

〇山下候補

 山下候補は、午前中に長崎市北部、午後は中心部の繁華街や南部を回り街頭演説をした。陣営は「県内全域を回りたいが、市部を厚めにせざるを得ないかな」と、準備期間の短さから大票田に期待を込める。

 同市銅座町のステラビル前でマイクを握った山下候補は、買い物客らに「大型公共工事の費用を福祉と教育に回せば、三十人学級や乳幼児医療費の無料化などを実現できる」と主張。

 憲法改正についてきっぱりと反対姿勢を示し、平和と暮らしを守る戦いを強調。「痛みを強いる県政か県民の立場に立った県政か。商店街の皆さんの力を貸してください」と支持を訴えた。

〇金子候補

 「ありがとう」。金子候補は午前十一時、二カ所目の街頭演説となる西彼長与町内の会場に時間きっかりに到着。約百二十人の支持者を回って声を掛け、がっちり握手を交わした。

 同行した葉山友昭長与町長が激励。金子候補は市町村合併、諫早湾干拓事業の現状や見解を説明。九州新幹線長崎ルートについては「二十年、三十年先は新幹線が高速交通の中心になる」と必要性を訴えた。

 この日は長崎市元船町の選挙事務所を午前八時に出発。西彼時津、長与両町を回って長崎市に入り、精力的に市内各地で遊説した。夜は西海市西彼町と長崎市三重地区で個人演説会に臨んだ。

2006年1月23日長崎新聞掲載


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