2006年 知事選


知事選攻防“17日” 新たな県づくりへ

 三位一体の改革や市町村合併などが進み、国と地方、県と市町村の在り方が大きく変革する中で、次の県政を誰に託すのか―。知事選は十九日告示され、十七日間の攻防が始まった。新人の小久保徳子(47)、山下満昭(53)、現職の金子原二郎(61)の三候補は初日、いずれも県都・長崎市で第一声を上げ、新たな県づくりへ向けた強い意欲を訴えた。

小久保陣営

 知事選初の女性候補となった小久保候補は出身地の離島、長崎市高島町で午前十時すぎに第一声。「二万人でにぎわった高島も今は島民八百人。寂れた県の現状そのまま。新幹線より県民にお金を回し、心豊かで暮らしやすいまちにしたい」と決意を見せた。

 その後、ボランティア扮(ふん)する七福神を従え、帆やのぼりを飾った「宝船」で同市本土に上陸。選挙カーに乗り換え、佐世保市や平戸市などを回った。夜は長崎市の繁華街を歩き、市民への浸透を図った。

山下陣営

 山下候補は午前八時半ごろ長崎市の共産党県委員会を出発後、同市中心部の鉄橋で第一声。大型公共事業の見直し、暮らしと教育の充実を掲げ、現県政との対決姿勢を強調。改憲の流れに懸念を示し「被爆地として九条を守る立場を明確にし、痛みを強いる政治を変えたい」と訴えた。

 選挙カーに乗り込む前には、集まった支持者らとがっちり握手。諫早、大村、佐世保各市の中心部で街頭演説に臨み、夕方には長崎市に戻って政見放送の原稿作りに追われた。

金子陣営

 金子候補は午前八時、長崎市の諏訪神社で必勝祈願した後、県庁裏門前の中島川公園で開かれた出陣式へ。到着すると詰め掛けた支持者一人一人と固く握手し、「よろしく」と声を掛けて気を引き締めた。

 推薦する自民、公明両党の幹部らが「圧倒的勝利を」と激励。金子候補は「必ず皆さんの期待に応えられるよう頑張る」と声を張り上げ、選挙カーに乗り込んで遊説をスタート。諫早、大村両市などを経て佐世保市へと北上し、精力的に支持を訴えた。

2006年1月20日長崎新聞掲載


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