2006年 知事選


知事選スタート 現職と2新人の三つどもえの激戦

 任期満了に伴う第十六回知事選は十九日告示され、無所属新人でインターネット関連会社役員の小久保徳子氏(47)、共産党公認の新人で党県委員長の山下満昭氏(53)、無所属で三期目を目指す現職の金子原二郎氏(61)=自民、公明推薦、社民支持=の三人が立候補を届け出た。現職と新人二人による三つどもえの構図で、二月五日の投票に向け十七日間の選挙戦に突入した。

 本県の知事選で女性候補が出たのは初めて。政党公認候補は第十二回(一九九〇年)の共産以来、十六年ぶり。

 立候補は午前八時半から県庁本館で受け付け、三氏の代理人がくじを引き、小久保、山下、金子各氏の順に決まった。

 小久保候補は出身地である離島の長崎市高島町で、自ら選挙ポスターを掲示板に張り第一声。「県政を抜本的に改革する。新幹線に”待った”をかけ、地元負担金を使って中小企業を支える政策を柱に経済活性化させたい」と訴えた。

 山下候補は長崎市の共産党県委員会を出発し、鉄橋で第一声を上げ、大型公共事業の見直しなどを主張。「暮らしと教育を充実させ、被爆地として憲法九条を守る立場を明確にし、痛みを押し付ける県政を変えていきたい」と主張した。

 金子候補は長崎市の諏訪神社で必勝祈願し、県庁裏の中島川公園で出陣式。「(二期八年の)総仕上げではなく、新たな長崎県をつくるスタート。雇用拡大や子ども、教育、福祉・医療などの問題に積極的に施策を展開したい」とアピールした。

 今回の知事選は立候補表明後の断念などがあり、二転三転して告示三日前に構図が確定。県政の長年の懸案である九州新幹線長崎ルートなど大型事業の是非や一兆円を超える県債残高を持つ県の行財政改革、経済活性化の手法などを争点に論戦が展開される。

 前回の投票率は現職、新人の一騎打ちで盛り上がりを欠き、49・79%と知事選で初めて五割を切った。今回は三つどもえとなったことで、投票率が回復するのかどうかも注目される。期日前投票、不在者投票は二十日から二月四日まで行われる。

2006年1月20日長崎新聞掲載


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