2006年 知事選


投票まで2カ月 本番に向け動き本格化

 来年二月五日投票の知事選(一月十九日告示)まで二カ月を切り、選挙に向けた動きが本格化してきた。三期目を目指す現職の金子原二郎氏(61)に加え、共産党推薦の元県高教組委員長、高村暎氏(65)が名乗りを上げ、選挙戦は確実となった。このほか長崎市の起業家、小久保徳子氏(47)が立候補を検討しており、三つどもえの戦いになる可能性もある。

 金子氏は九月に立候補を表明。これまでに自民、公明両党の推薦、社民党の支持を得たほか、推薦団体は千団体、後援会名簿も十万人を超えた。金子氏自身、公務の合間を縫って後援会支部単位で決起大会を開き、行財政改革など二期八年の実績をアピールしている。

 高村氏は共産党県委員会や県労連など十三団体でつくる「民主県政をつくる会」が擁立する。十一月十八日に出馬表明後は「つくる会」の構成団体の会合に出席し、国営諫早湾干拓事業などの公共事業見直しや「県民が主人公の県政への転換」を訴えている。

 金子、高村両氏は、前回知事選(二〇〇二年)でも一騎打ちを演じている。

 このほかの動きとしては、前回知事選で金子氏を推薦した民主党県連は「自民党と相乗りしない」として独自候補の擁立を探ったが、本命視していた西岡武夫同党参院議員が出馬を断念。県連は十二月四日に「自主投票」と最終決定した。

 金子、高村両氏が選挙準備を進める中、第三の候補として注目されるのが小久保氏だ。全国で三百万人以上が登録するインターネットの同窓会サイト運営会社「ゆびとま」創業者として知られる。

 小久保氏は周辺から知事選への打診を受けて「熟慮中」としている。しかし、草の根での知事誕生を目指し十一月に発足した市民団体「虹の県民連合」(黒崎伸子代表)が、小久保氏の擁立団体を買って出る考えだ。

 小久保氏の動向もあって現段階で選挙構図は固まっていない。静かな前哨戦が続いているだけに、残り二カ月で県民の関心がどこまで高まるか注目される。

2005年12月6日長崎新聞掲載


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