2006年 知事選


NEWSあんぐる・民主党の候補者選び難航

 来年二月の知事選をめぐり、民主党県連(高木義明代表)の候補者選びが難航している。最大の支持団体である連合長崎の定期大会(二十日)をめどに、独自候補の擁立を目指して人選を進めてきたが、結論は出ていない。連合長崎は今月中に知事選の対応を決定する方針で、「タイムリミット」は刻々と迫る。
(報道部・佐藤 烈)

知事選「タイムリミット」迫る

 「今日までに(知事選候補を)出したかったが、そこまでいかなかった。非常に厳しくなっているのは認識している」。連合長崎の定期大会に出席後、民主党県連の川越孝洋幹事長は険しい表情でこう述べた。

 民主党県連は九月二十三日の常任幹事会で、知事選は原則として自民党と相乗り推薦をしないことを決定。自民党が既に現職の金子原二郎氏(61)推薦を決めるなか、地元国会議員四人を中心に人選を進めてきた。

 当初、連合長崎の定期大会に合わせて今月十日ごろを期限に設定。水面下では、本県出身で都道府県幹部の女性や女性経営者らの名前が浮上。女性経営者とは数人の国会議員らが面会したが「具体的に話は進んでいない」(民主党県連幹部)。

 そんな中で本命視されているのが、前々回(一九九八年)の知事選で金子氏に敗れた民主党参院議員の西岡武夫氏(69)。地元国会議員の一人は「西岡さんがどうするか決めないと、他の人選も本格的には進められない」と語る。

 西岡氏は二年後に参院議員の任期が切れるが、もともと「参院不要論」の立場。先の衆院選では長崎2区での出馬要請を固辞しており、知事選に前向きと見る政界関係者は多い。しかし、ある民主党県議は「年齢の問題もあり、前々回勝てなかった西岡氏で本当に勝負できるのか疑問。手を挙げれば党はまとまるだろうが支援団体は割れる可能性もある」と漏らす。

 一方、三期目を目指し着々と体制固めを進める金子氏は、連合長崎に推薦願を提出。長崎市南山手町の長崎全日空ホテルグラバーヒルで開かれた

定期大会にも出席し、民主党県連幹部を前に「一党一派に属さない県民本意の政治を貫いてきた」と強調。「皆さんの支援、協力を」と訴えた。

 民主党県連の川越幹事長は、連合長崎が知事選で態度決定する今月末が「タイムリミット」として、引き続き人選を進める考え。ただ連合長崎の幹部は「民主党の候補を自動的に支援することはない。別の判断になることもあり得る」と話す。

2005年10月21日掲載


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