知事選


■県民から期待と不安 知事選から一夜明けて

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初当選を報じる新聞に目を通す中村法道氏=22日午前8時19分、長崎市元船町の選挙事務所
 与野党対決として注目された知事選を制した前副知事の中村法道氏(59)。当選から一夜明けた22日、県民からは地域活性化への期待の声が上がる一方、政権与党との関係を不安視する意見も聞かれた。

 「中村さんの当選は出身地の島原半島にとって朗報。農業、水産業、観光の活性化に期待したい」。島原市の会社社長(33)はこう話し、「少子高齢化が深刻。子どもを生みやすく育てやすい環境づくりを進めてほしい」と要望。長崎市の自営業男性(57)は「金子県政の継承ではなく、中村さんの独自性を発揮してほしい」と訴えた。

 長崎市の主婦(42)は産業振興や企業誘致で雇用創出を求めるが、「金子知事から大きな政策変更はないだろう。それがいいかどうか分からない」と冷静な反応。佐世保市の保険代理店の男性(58)は「中村さんが訴えた政策は特色がなかった。政策を思い切って実行できるのかも疑問。あまり期待していない」と言う。

 また野党の自民、公明両党が支援した中村氏が当選したことで、政権与党との関係を懸念する声が上がった。「県が必要とする予算を削られないか」「県の声が国に届きにくくならないか」。一方で「自民党が支援した知事だからといって、差別するようなことはしないでほしい」と与党への注文もあった。

 九州新幹線長崎ルート、国営諫早湾干拓事業、石木ダム、県庁舎移転といった大規模事業には賛否両論あったが、「一度白紙に戻してもいいのではないか」との意見もあった。


2010年2月23日長崎新聞掲載