知事選


■中村新知事を県内首長おおむね歓迎

 前副知事、中村法道氏(59)の初当選を、県内の首長らはおおむね歓迎。昨年9月の政権交代以降、自民支持だった首長らが「やりにくさ」を感じる場面もあっただけに、自民党などが支援した中村氏が当選し、ある首長は「非常に良かった」。ただ依然続く中央と県との政治状況の「ねじれ」を憂慮する声も少なくない。

 松本崇大村市長は「行政を熟知しており、地方のことも分かっている。良かった」と選挙結果を前向きに受け止める。朝長則男佐世保市長は「民意の反映」と淡々と感想。友広郁洋松浦市長は「金子県政の良いところは継承し、見直すべきところは改革してほしい」と注文を付けた。

 金子県政が推進してきた大型事業については「継続」を望む意見が目立った。中尾郁子五島市長は「諫干事業や新幹線は方向性が出ており、完結させた方がいい」。朝長市長は「石木ダム建設はきちっと対応してもらえると期待している」とくぎを刺した。

 一方、国と県の「ねじれ」への懸念は残る。ある首長は「与党の知事ではないから予算配分で、国のさじ加減が違ってくるのではないか…」と危惧(きぐ)。松本市長は「民主党政権には寛容さ、公平さを望む。選挙のしこりがないようにしてほしい」。

 県市長会会長でもある田上富久長崎市長は「地方分権の流れの中で、県と市町の関係は大事。住民の発想から政策を作っていけるよう、市町が良くなれば県も良くなるという視点からしっかり話し合っていきたい」と述べた。


2010年2月23日長崎新聞掲載