知事選


■観光振興など注文 知事選の結果受け県内経済界

 前副知事の中村法道氏(59)が初当選した知事選の結果を受け、県内の経済界からは22日、観光や農漁業の振興、雇用対策などさまざまな期待や注文の声が聞かれた。

 長崎経済同友会の扇道徳代表幹事は、中村氏の豊富な行政経験に期待を込め、「企業誘致よりも、観光や水産など長崎らしい産業での雇用創出に力を入れるべき」と要望。県観光連盟の野崎元治会長も「全国各地や東アジアに向け本県観光の魅力を積極的にPRしてほしい」と述べた。

 ハウステンボス(HTB)再建に向け、地元の期待も膨らむ。佐世保商工会議所の前田一彦会頭は、HTB港湾部の県有化などの支援策に触れ、「これからもいろんな面で協力を」と強調。さらに、中村氏が公約に「観光立県」「東アジアとの交流促進」を挙げたことから、「ハウステンボスを含め、これからどれだけ(客を)誘致できるか。九州各県と連携し作戦を立ててほしい」と注文した。

 また、浜屋百貨店(長崎市)の中牟田真一社長は「小売業界は街に活気がないと成り立たない。民間と力を合わせて、元気な街をつくってほしい」と話した。

 一方、JA県中央会の山中勝義会長は「農畜産物の価格は低迷を続けている。販売、流通対策やブランド力向上など安定した農業経営が実現できる施策の展開を」、十八銀行(同)の宮脇雅俊頭取は「地域活性化に向けた積極的な施策に取り組んでいただきたい」と、それぞれコメントを発表した。

 中村氏の出身地、南島原市商工会の川口誠一会長は「大いに期待している」とエールを送り、「中小零細企業(の業況)が非常に落ち込んでいる。農林、漁業ともども地域の活性化につながるような政策を早く実行してほしい」と力を込めた。

【編注】「野崎元治会長」の崎は大が立の下の横棒なし


2010年2月23日長崎新聞掲載