■「若者を投票に」 長崎大の学生ら意見交換
20代の投票率の低さは顕著だ。2006年知事選は20代前半22・35%、20代後半34・95%。いずれも一番投票率が高かった60代後半の半分にも及ばない。 若者の投票率アップを目指し長崎大の学生を中心に活動するドットジェイピー長崎支部のメンバーら14人は18日、長崎市内で「若者の投票率が低い理由」や「政治に対する不満」について意見を交わした。 政治に対しては「誰がなっても変わらない」「テレビで見る政治家は互いの批判しかしていない」などの不満も。投票率の低さについては「自分の1票で何かが変わるとは思わず、投票に行くのが面倒くさい」「医療問題などの政策が、学生生活と離れすぎて関心はない」などの意見が出た。 同支部の田畑龍二さん(20)=同大経済学部2年=は「若者の投票率が低いから、候補者の政策も投票率が高い中高年齢層向けになっているのでは」と悪循環を指摘。同支部の高比良健太さん(20)=同=は「後々、大きなつけが回ってくるのは若い世代」と意思表示の重要性を説いた。 同支部は各選挙前、街頭に立ち、同世代に投票を呼び掛けている。18日は知事選候補者の事務所回りを実施。同世代に選挙を身近に感じてもらおうと、感想をリポートにまとめ、ホームページに掲載している。 各陣営は若者の投票率の低さについて「政治が生活に密着していることがまだ分かっていないのではないか」と若者側の意識を指摘する意見や「若い人とのつながりを深めたいが運動員が少なくてできない」と陣営側の問題も指摘された。 県選管も今回初めて、若年層に読まれている無料誌、タウンワークに啓発広告を掲載した。街頭啓発でも大学生を参加させ「同世代が参加しているのを見て、政治が若者に縁遠いものではないと感じてほしい」と投票促進を期待する。
2010年2月20日長崎新聞掲載
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