■各陣営第一声、狙いさまざま 知事選立候補の届け出を済ませ、街頭で第一声を上げた候補者ら。県民に呼び掛けた言葉を拾い集めると、それぞれの特徴や支持基盤、対立軸を意識した各陣営のアピールポイントが浮かび上がった。 民主党などの推薦を受ける橋本剛候補(40)は「県政の大掃除」で「長崎県を変える」「県政を変える」と何度も繰り返し、金子原二郎知事や、自民党が支援する中村法道候補(59)との対立軸を明確に。人口減少などの課題を挙げ「こんな長崎に誰がした」と語気を強めた。 深町孝郎候補(67)も「新しい県政」「チェンジ」を多用し、変革をアピール。陣営は「生活が厳しい状況を変えられるのは県政を根本的に変えようとする深町しかいないことを前面に出す」狙いで、大型公共事業中心から教育や福祉などへの転換を訴えた。 中村候補のキーワードは「人」。「人の力に光を当てる、政策の中心に人を据えるのが最大のポイント」(陣営幹部)との言葉通り6回使用。長崎市の冬の風物詩として定着した長崎ランタンフェスティバルを引き合いに「人が輝くモデルは長崎にある」と訴えた。 押渕礼子候補(71)は「女性の目線で政策を推し進める」「女性として」など「女性」であることを強調。昨年12月から「女性知事を誕生させる会」の広報車で県内全域を回っており、「女性票を取り込みたい」とする陣営の狙いを反映した演説を展開した。 「政党が牛耳る長崎でいいのか。県民一人一人が考え、創造する県をつくろう」−。組織の支援を受けない大仁田厚候補(52)が強調したのは「一人一人」という言葉。約10分間の演説で10回も使用し、政党の支援を受ける候補者をけん制。無党派層に支持を呼び掛けた。
2010年2月5日長崎新聞掲載
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