■民主、自民早くも総力戦 新たな県づくりに意欲
民主、社民、国民新の与党3党が推薦する前農水省改革推進室長の橋本剛候補(40)と自民、公明両党が支援する前副知事の中村法道候補(59)の陣営は選挙戦初日から激しくぶつかった。自民党に近い金子県政の刷新を訴えた民主党に対し、自民党は大臣や与党幹部が相次ぎ乗り込む民主党の手法を「圧力だ」と批判。二大政党の戦いは、早くも総力戦の様相を呈した。 「自民党亜流の県政は認めない。古い自民党県政さようなら。新しい民主党政権こんにちは」。4日朝、橋本候補の長崎市の出陣式に応援に駆け付けた石井一民主党選対委員長はこう述べ支援を求めた。吉村庄二社民党県連代表も「金子知事のイエスマンだった中村候補は今までのことを継続する以外にない。これを打ち破らないと本県はよくならない」と呼び掛けた。 橋本候補が長崎、諫早、大村、佐世保の4地区で開いた出陣式には本県選出国会議員が顔を出し、中村候補を金子知事の後継だと強調。県政の“政権交代”の必要性を訴えた。この日は、青木愛副幹事長も県内の福祉施設などを回った。選挙戦では「国会議員200人が応援に入る」(石井選対委員長)と総力で支援する構えだ。 中村候補を推薦しなかった自民党だが、実質的に選挙戦を支えている。長崎や島原、諫早など7地区の出陣式には本県の国会議員に加え、民主党に数で勝る県議や市議ら地方議員が勢ぞろい。党県連の北村誠吾会長は長崎市の出陣式で「わが党は長崎から変わっていく」との大島理森幹事長からのメッセージを披露し、「自民党の各議員は火の玉になって頑張る」と表明した。5日には平沢勝栄衆院議員や山本一太参院議員も応援に入る。 民主党が大臣や党幹部を続々と長崎入りさせる手法への批判も噴出。公明党県本部の江口健幹事長は「これからますます圧力がかかる。負けたり臆(おく)することなく力を合わせよう」と檄(げき)を飛ばした。大村市の出陣式でマイクを握った谷川弥一衆院議員も「民主党は徹底して締め付けて回る。長崎県の知事はこれをしろという命令に従うわけにはいかない」と強調した。
2010年2月5日長崎新聞掲載
|知事選トップへ|
|