■「先見性」「指導力」“新知事”に望む 長崎新聞社アンケート
【知事選の情勢は本紙新年号に掲載】 アンケートは昨年12月中旬までに本社の取材網を通じて実施した。 知事選への関心度は「非常にある」が42・2%、「少しある」が41・0%で計83・2%が関心を示した。理由の多くは「これまでの政策がどうなるのか興味がある」「元気な県にしてほしい」「政権交代後の知事選だから」といったもので、県政のトップ交代に強い興味があるようだ。 ただ「誰がなっても同じ」などの意見もあり「あまりない」「全くない」は計16・8%だった。 知事に必要な資質(二つ選択)には30・2%が「先見性」と答えた。県民所得が全国の最下位周辺で“低空飛行”を続ける中で、先を見据えた一手を考え県政浮揚への展望を切り開いてほしい−との願いが読みとれる。 次いで多かったのは「指導力」25・2%、「民間的感覚」22・8%だった。 新しい知事に望むこと(三つ選択)で最も多かったのは「働く場所の確保」で47・4%。本県の有効求人倍率は1999年を底に0・4〜0・6倍台で推移。全国との差は大きい。雇用の確保は県民が抱える共通の不安といえそうで、県を挙げてさらなる雇用対策に取り組んでほしい−との切実な願いがうかがえる。 次いで多かったのは「保険、医療の充実」32・0%、「財政の健全化」31・2%。少子高齢化が進む中で暮らしやすい社会の実現や、堅実な行政運営を求めている。 今回の知事選は現職の金子原二郎氏(65)が昨年11月に4選不出馬を表明。12年ぶりに新知事が誕生する。知事選にはいずれも無所属新人の▽元参院議員、大仁田厚氏(52)▽県議、押渕礼子氏(71)▽前副知事、中村法道氏(59)▽前農水省改革推進室長、橋本剛氏(40)=民主党推薦=▽前ルーマニア大使、東良信氏(61)▽前共産党県委員会委員長、深町孝郎氏(67)=共産党推薦=が立候補を表明、6人が乱立する構図がほぼ固まっている。立候補予定者がこうした県民の声にどう応えるか−。選挙戦は2月4日告示、同21日投開票される。
2010年1月1日長崎新聞掲載
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