2004参院選ながさき

◆各政党の比例代表得票 県内小選挙区ごとに試算

衆院選(昨年秋)と参院選(今回)の比較


 今回の参院選の開票結果を基に、各政党の県内での比例代表得票を衆院の小選挙区ごとにみると、現在の自公連立政権や、県内での野党共闘の枠組みを前提とする限り、昨年十一月実施された衆院選の結果と同様、長崎1区では民主党、2―4区では自民党が優勢となった。しかし、都市部を中心に民主党の伸びが目立ち、昨年、自民党候補が圧勝した長崎2区、4区でも野党側が自民党との差を詰めている。

 【長崎1区】

 民主党は今回、八万一千八百六十一票(得票率41・4%)を獲得。昨年の衆院選比例代表との比較では五千票近くを減らしたが、自民党は五万二千百票(同26・3%)にとどまり、得票率では15・1ポイントの大差をつけた。都市部で自民党の苦戦が続く「1区現象」は健在のもようだ。

 【長崎2区】

 衆院選では、自民党の久間章生氏が社民、共産両党の新人を大差で下した。しかし、参院選では民主党が六万五千六百十九票(得票率34・3%)を獲得し、七万一千五十七票(同37・2%)の自民党に2・9ポイント差まで迫った。有権者の多い諫早市や西彼時津、長与両町では、民主党が自民党の得票を上回った。

 【長崎3区】

 自民党が五万六千七百六十三票(得票率41・5%)を獲得。自民党から比例代表に出馬した前県議の田口一信氏が出身の東彼杵郡などで党の得票を押し上げ、四万五千二十八票(同32・9%)の民主党との票差を広げたとみられる。主戦場の大村市では、自民党が約千三百票差で民主党を抑えた。

 【長崎4区】

 得票率は自民党38・5%(六万二千八百六票)に対し、民主党33・2%(五万四千百六票)。次期衆院選で、前回議席を失った元職の擁立を固めている社民党は6・7%(一万八百九十七票)にとどまった。自民党から民主党に移った元職も、党公認での出馬を模索しており、野党共闘の成否が戦いの様相を大きく変えそうだ。

2004年7月14日長崎新聞掲載