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本登録へ意識高める 大浦天主堂でシンポジウム

 「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の本登録へ向け、市民の意識を高めようと二十五日夜、国宝に指定されている大浦天主堂(長崎市南山手町)で県教委主催のシンポジウムがあり、登録へ向けた課題や今後の展開について論議した。

 シンポジウムには市民約三百人が参加。ローマ法王庁のアルベルト・ボッターリ・デ・カステッロ駐日大使が「世界遺産に登録されたとき、世界から多くの人が巡礼に訪れるだろう。長崎の教会は世界の宝だ」とあいさつした。

 パネルディスカッションには元キャスターの磯村尚徳さん、女優の星野知子さん、カトリック長崎大司教区の高見三明大司教が参加。長崎総合科学大の林一馬学長がコーディネーターを務めた。

 星野さんは、外海で聞いた賛美歌に感動したことを紹介し、「心を含めた遺産を守っていくのが世界遺産の役割」と訴えた。

 高見大司教は「ヨーロッパの教会のように長崎の教会は壮麗ではないが、世界の人に自信を持って語れる歴史がある」と話した。

 磯村さんは「教会が主導していけば、多くの人が祈るために訪れる。長崎は被爆地でもあり、祈りの場としての意味合いは強い」と話し、観光客が増えても、教会の神聖さは失われないと力説した。

2008年3月26日長崎新聞掲載

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