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五島で「教会群」シリーズの創作活動本格化 洋画家の松井さん
フランスのコルシカ島を拠点に国際的に活躍する洋画家、松井守男さん(65)が、五島市で「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」シリーズの本格的な創作活動に入った。今後、県内各地で描くという。
面相筆を使った技法で知られる松井さんは、フランス政府のレジオン・ドヌール勲章受章など国際的評価が極めて高く、「キリスト・マリア三部作」では、フランスのカトリック界に深い感動を与えた。
長崎市で十一月にあるカトリックの一大儀式「列福式」に向け、本県キリシタンの歴史文化を題材に創作する意思を固めており、長崎市や五島市を先月、下見。特に五島の風土や歴史に強く引かれたという。
今回は、十九日から二十六日まで五島市内に滞在。すでに堂崎教会や渕ノ元カトリック墓碑群、大瀬崎断崖(だんがい)などを独自の感性でスケッチ。五島の殉教者をモチーフにした作品にも着手した。個展は、長崎や五島、東京、海外で開くことを検討している。
二十四日、松井さんは、福江島から久賀島へ。大自然に溶け込む教会の情景に「世界の人を納得させる景色がある」と感心。島民の坂谷善衛さん(64)らの案内で、牢屋の窄(ろうやのさこ)教会などを見て回り、旧五輪教会堂では、岸壁に座り込んで創作に没頭。「殉教者の声に耳を傾け、描き、平和のメッセージとしてバトンタッチしたい」と話した。
2008年3月25日長崎新聞掲載
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