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専門家ら軍艦島を高く評価 「顕著で普遍的な価値」

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記者会見するニール・コソン氏(中央)ら=長崎市大黒町、ホテルニュー長崎
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世界遺産登録を目指す「九州・山口の近代化産業遺産群」の構成資産候補を持つ本県と佐賀県を視察した国内外の専門家らが二十八日、長崎市内で会見し、同市高島町の端島(通称・軍艦島)にある「端島炭坑」について「朽ち果てていく姿にパワーがあり、きちんとした保存計画ができるまでは人工的な保存をすべきでない」と述べた。
一行は二十五日から二十七日にかけ、長崎市内の資産候補四カ所を含む各地を視察。二十八日に同市内で専門家委員会を開き、構成資産候補の評価などについて意見交換した。
委員会終了後、委員のニール・コソン氏(イングリッシュ・ヘリテージ前総裁)、スチュワート・スミス氏(国際産業遺産保存委員会事務局長)、西村幸夫氏(東京大教授)が会見。コソン氏は今回の視察で受けた印象について「世界遺産にふさわしい、顕著で普遍的な価値を持つ資産があることを確認できた」と述べた。
県内四カ所の構成資産候補に関する議論の内容も説明。軍艦島は「素晴らしい遺産として高い評価を受けた」とし、「北渓井坑跡がある高島を軍艦島と一体として取り扱うべきではないかとの議論もあった」と明らかにした。小菅修船場跡は「保存に関して多少検討する必要はあるが、世界遺産としての要件は満たしている」と評価。旧グラバー住宅については「グラバーが日本の工業化に果たした役割は大きいと認識したが、周辺環境の真実性に問題があるとの議論があった」と説明した。
同委員会は十月に報告書をまとめ、登録作業を進める六県十一市でつくる協議会に提言する。
2009年4月29日長崎新聞掲載
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