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江袋教会の復元「順調」 進ちょく状況公開

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江袋教会の復元工事の進ちょく状況を報道陣に説明する関係者=新上五島町曽根郷
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【上五島】カトリック長崎大司教区(高見三明大司教)は28日、2007年2月の火災で焼損し現在復元工事の進む江袋教会(新上五島町曽根郷)の進ちょく状況を報道陣に公開した。
同教会は一八八二年創建、日常的に使用される教会としては国内で最古だった。町は二〇〇七年、町の有形文化財に指定し、県は県の有形文化財にする方針を既に明らかにしている。復元費用として、町は千八百三十一万円を、県は三千六百六十三万円をそれぞれ本年度一般会計補正予算として計上した。
工事は〇八年六月に始まり、一〇年三月の完成を目指す。調査工事費を含む総工費は約二億円。屋根を取り付け、台風などで飛ばされた場合に復旧しやすいように、市販のかわらを使っている。炭化した柱や梁(はり)などを復元する工法として、表面を合成樹脂を使って固めたり、炭化した部分を削って表面に新しい木材を張るなどの案があり、今後、具体的に決めるという。
この日は、長崎大司教区の復旧委員会メンバーで、元文化庁建造物課長の宮澤智士さんや長崎の教会群を世界遺産にする会事務局長の柿森和年さんをはじめ、同教会の調査や図面作製を担う「M.M設計」の高橋弘一・一級建築士らが説明。教会内部の両脇の窓の一部が、創建時には扉があった調査結果なども明らかにした。宮澤さんは「進ちょく状況は、だいたい(計画に)沿っている。台風などがなければ、進むと思う」と話した。
このほか、町立仲知小の全児童十四人と町立魚目小の六年生二十七人が、同教会の土壁の一部(縦一メートル、横三メートル)に土を押し込む作業に挑戦。このお礼に地元婦人会はぜんざいを振る舞った。信徒で仲知小四年の山添利緒さん(10)は「大変だった。教会が無事に建つといいな、と思ってやった」と、心待ちにしていた。
【編注】高見三明大司教の高は口が目の上と下の横棒なし
2009年1月29日長崎新聞掲載
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