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建築様式にも価値 県学術会議、推薦書でアピールへ

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「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」について意見を交わす委員=長崎市大黒町、ホテルニュー長崎
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「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の世界遺産登録に向け、学者らが推薦書作成に必要な事項を協議する県世界遺産学術会議(委員長・林一馬長崎総合科学大学長)の第四回会合が三十日、長崎市内であった。前回議論になった建造物としての教会群の価値もコンセプトに盛り込む方向でまとまった。
会議は世界遺産登録や歴史に詳しい県内外の学者六人で構成。この日は五人が出席した。
県が前回までの協議内容を踏まえ、「長崎の教会群−」の価値を説明する文案を提示。「日本にもたらされたキリスト教の四世紀に及ぶ歴史を証明し、外来宗教の伝来と受容の希有(けう)な軌跡を物語る」と総括した。「キリスト教会堂という建築類型が日本で独特な展開を見せた」として、教会建築自体の価値を盛り込んだ案で、委員からは「(たくさんある)教会群を一つの類型としてとらえることができるか」との疑問も出たが、「(十八世紀末から十九世紀にかけての)ゴシックリバイバルという意味でとらえることは可能」との意見も出て、盛り込む方向となった。
また構成資産候補として挙げていた四十三件(県内三十五、県外八)を現段階で資産に加えるか、除外するかについて意見交換。長崎市の大浦天主堂など十二カ所は含めることにし、同市の「潜伏キリシタン関連遺跡群」「潜伏キリシタン墓碑」「サント・ドミンゴ教会跡」「ド・ロ神父遺跡」、「野崎島の旧農村集落」(小値賀町)と県外の四件は除外した。長崎市の旧浦上天主堂跡については、現存の状況から「除外せざるを得ない」との意見が出たが、「浦上はキリシタン復活の原点であり、残してほしい」との意見も出て、結論を保留した。
2008年12月1日長崎新聞掲載
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