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外海でド・ロ神父の業績たどるイベント シンポなど通しまちづくり模索

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外海地区の世界遺産登録に向けて意見交換したシンポジウム=長崎市、外海こども博物館
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明治時代にキリスト教を布教しながら慈善事業に取り組んだド・ロ神父の業績をたどるイベントが八日、長崎市西出津町の外海こども博物館などであった。
世界遺産登録を目指す「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の構成資産候補を含む同市外海地区のまちづくりを考えようと、世界遺産登録を民間レベルで支援する特定非営利活動法人(NPO法人)「世界遺産長崎チャーチトラスト」が主催した。
シンポジウムでは、世界遺産登録に向けた地域指定の調査に取り組んでいる建設コンサルタントの浦口醇二氏が講演し、ド・ロ神父の功績に触れながら、外海地区の魅力を紹介。パネル討論では同市や地元自治会、教会の関係者ら五人が登壇した。
同市世界遺産推進室の島崎昭秀室長は「世界遺産登録は地域の宝を探すこと。世界遺産を核にしたまちづくりを進め、交流人口の拡大につなげたい」と意義を強調。外海地区連合自治会の田添岸雄会長は世界遺産登録に向け「信徒には『神聖な教会に観光で来られては困る』という不安があると思う」と指摘。出津教会役員の村上博氏は「世界遺産登録に向けてはまだいろいろなハードルがあり、越えなければならない」と述べた。
参加者はこのほか、ド・ロ神父が住民を困窮から救うために食品製造技術などを伝えた出津救助院や、ド・ロ神父の墓地などキリスト教関連遺跡を見学した。
2008年11月9日長崎新聞掲載
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