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教会群、価値で隔たり 第3回学術会議・委員と県が議論白熱

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「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」について議論を交わした学術会議=長崎市新地町、長崎ワシントンホテル
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「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の世界遺産登録に必要な推薦書の内容を検討する県世界遺産学術会議(委員長・林一馬長崎総合科学大学長)の第三回会合が三日、長崎市内であった。教会群などの価値について、林委員長と県のとらえ方に隔たりがあり、激しい議論を交わした。
会議は県内外の学識経験者六人で構成。事務局の県や、構成資産がある市町の関係者も参加した。
県は「長崎の教会群−」の価値を説明する文章の素案を提示。十六世紀以降の日本でのキリスト教の歴史を証明する価値を持つとした内容に対し、林委員長は教会群の建築様式など構成資産自体の価値を打ち出す必要性を訴えた。
「歴史性は非常に大きなバックボーン」と主張する県に、林委員長は「ヨーロッパ人が見て、極東にこんなに素晴らしい教会があるということを認識してもらうことが先」と述べた。別の委員からは歴史性を評価する意見もあった。
県は、暫定リスト入りの際は二十件だった構成資産を三十五件にする案を提示している。新たに加えようとしている資産には、生活や風土によって形成された「文化的景観」六件が含まれ、委員から「構成資産を精選する必要がある」など追加に否定的な意見も多く出された。
県は本年度中に構成資産を確定させる方針で、次回会合は十二月ごろ開く予定。
2008年8月5日長崎新聞掲載
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