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下五島地域文化的景観保存調査委が初会合 国選定へ手順検討
【五島】「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の世界遺産登録などに向けて、下五島地域文化的景観保存調査委員会(松本作雄委員長)の初会合が二十七日、五島市役所であった。研究者ら委員をはじめ、文化庁、県知事公室、市担当課など計二十人が出席。重要文化的景観の国選定までの手順や調査項目などを検討した。
世界遺産の審査では、核となる資産だけでなく、周辺集落や自然環境などの景観も重視する傾向。五島市は、久賀島全域、旧奥浦村地区、江上教会堂を中心とした奈留島西北部地域で国の重要文化的景観の選定を目指している。
会合では、鈴木地平・文化庁記念物課技官が文化的景観保護制度を説明。市文化推進室は、来年七月の重要文化的景観の選定申請に向けた調査スケジュールを報告した。また、文化的景観範囲として、楠原教会堂を中心とした岐宿地域、円畑景観を中心とした三井楽半島地域、自然的景観を中心とした玉之浦地域を設定した。
委員からは「信徒が島づたいに往来した事実や海のルートに着目すべき」「過去に使われた陸路の巡礼ルートも重要」などの意見があった。委員会は計三回の会合を経て来年三月末に調査報告書をまとめる。
2008年6月28日長崎新聞掲載
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