長崎新聞社 こどもパーク

2月23日長崎新聞掲載

読みごろ絵本
 乳児期から楽しむ
ばいばい
 まついのりこ作・絵
(偕成社、600円)
でてこい でてこい
 はやしあきこ作
(福音館書店、571円)

 よく書店でお客さまからこんな質問をされます。

 「何歳ぐらいから本を読ませたらいいですか?」

 そういうとき、私はこうお答えしています。

 「本を読み始めるのに、早すぎるということはありません。生まれたらすぐにでもどうぞ」

 私が主催している絵本のおはなし会に以前二カ月の赤ちゃんを連れて来られたお母さまがいらっしゃいました。もちろん赤ちゃんはまだ絵や言葉を理解することはできませんが、よく見ると、その赤ちゃんは、お話を聞いているお母さんの表情をじっと見ていて、お母さんが笑うと自分もニコニコし、お母さんが悲しそうな顔をすると自分もしかめっつらをしているのです。やがて月日がたつうちにその赤ちゃんの視線がお母さんから絵本の方に向くようになり、一歳になるころには、静かに座っておはなし会の絵本をすっかり満喫できるようになりました。

絵本 中
絵本表紙

 最近、乳児期からの読み聞かせの重要性が見直されたせいか、赤ちゃん向きの良い絵本も多数出版されるようになりました。赤ちゃんと一緒に絵本を読むときには、抱っこしたり、添い寝したりスキンシップを大切にしてください。そして言葉のリズムを一緒に楽しんで読んでみましょう。

 最初は本をなめて、かじって、そのうち絵と言葉を覚えていく…。小さな絵本の中に、大きな世界が広がっているのだなぁということを幼いうちから感じ取れるようになるといいですね。

(JPIC読書アドバイザー・鈴木綾子)







おえかきランド

おえかき
友だちのおとうと
長崎市立諏訪小6年
松永直人
おえかき
友だち
長崎市立諏訪小5年
田中直樹
おえかき
友だち
長崎市立諏訪小4年
松永佑也







童話の森
ウ  タ
文と絵 濱江ひかり

 ある国によくばりな年をとった王様(おうさま)がおりました。

 王様はある日、お城(しろ)の外へ散歩(さんぽ)に行きました。その時、とてもきれいな歌声が聞こえてきました。歌っていたのは小さな女の子でした。王様はその歌声が気に入ったので、自分のそばにずっといるようにと女の子に言いました。けれど女の子は首を横にふりました。

 「いやです。私は皆(みな)に歌を聞いてもらいたいんです」

 王様は怒(おこ)って、女の子をお城の小部屋にとじこめてしまいました。女の子は悲(かな)しくて毎日泣(な)いていました。

 それから数年(すうねん)がたち、年をとった王様は亡(な)くなってしまいました。

イラスト  王様には二人の息子(むすこ)がいました。お兄さんはとても静(しず)かで、いつも本ばかりを読んでいました。弟は逆(ぎゃく)に元気がよく、お城の探検(たんけん)をしていました。王様になったのはお兄さんでした。

 弟の王子様はいつものようにお城を歩きまわっていました。

 あるとき、かぎのかかった部屋から、小さいけれどきれいな歌声が聞こえてきました。

 「だぁれ? だれが、歌っているの?」

 聞くと、歌は止(や)まってしまいました。弟の王子様が「もう一度歌って」とたのんでも、もう歌は聞こえませんでした。

 弟の王子様はかぎがかかっているのが気になりました。

 「兄様、あの部屋はどうしてかぎが付いているんですか」

 「かぎ? どうして?」

 「開けたいのです。たしかめるためにも」

 そう言うと、お兄さんはかぎをわたしてくれました。

 王子様はさっそくかぎを開けました。中には王子様と同じ年ごろの女の子がいました。

 「女の子、どうして?」

 女の子は王子様に全(すべ)てを話しました。王子様はお兄さんにそれを話しました。

 お兄さんは「歌を聞かせてほしい」と、女の子にたのみました。女の子は楽しそうに歌います。

 お兄さんは、自分たちだけが聞くのはもったいないと、町に女の子を帰しました。

 それから女の子はずっと町で歌を歌って人を楽しませることができました。王様や王子様も時々(ときどき)歌を聞きに来て、幸(しあわ)せな時間をすごしました。

(五島有川町立有川中3年、15歳)




ニ ュ ー ス を 知 ろ う  長崎新聞から

平山選手が代表に
 日本サッカー界(かい)の期待(きたい)を背負(せお)う18歳(さい)の大器(たいき)が、3月1日に始まるアテネ五輪(ごりん)アジア最終予選(さいしゅうよせん)の舞台(ぶたい)に立つことになりました。国見高3年の平山相太選手で、U―23(23歳以下)の日本代表(だいひょう)に高校生でただ1人選(えら)ばれました。平山選手は昨年(さくねん)の世界ユース(20歳以下)選手権(せんしゅけん)で2得点(とくてん)を挙(あ)げ、今年の全国高校選手権では2大会連続得点王(れんぞくとくてんおう)になるなど大活躍(だいかつやく)。またU―23日本代表でもイラン代表戦でゴールを決めるなど一躍注目(いちやくちゅうもく)の的(まと)になっていました。 (17日1面ほか)

うどん作りで交流
 南高千々石、愛野、吾妻の3町児童交流会(こうりゅうかい)が千々石町の県立千々石少年自然(しぜん)の家であり、児童が手打(てう)ちうどん作りに挑戦(ちょうせん)しました。町の枠(わく)を超(こ)えて子どもたちの友情をはぐくもうと毎年開催(かいさい)。小学4、5年生の男女計42人が参加(さんか)しました。うどんは昼食に食べ、愛野町から参加した大久保恵峰君は「新しい友達が増(ふ)えてうれしい」と感想(かんそう)を話していました。(17日11面)

 
有家小児童台湾へ
 スポーツの話題(わだい)をもうひとつ。南高有家町立有家小の児童でつくる「有家中央ソフトクラブ」の長門祐紀君(12)と高橋洋郁君(12)=同左=が、小学生国際親善(こくさいしんぜん)ソフトボール団(だん)のメンバーに選ばれ、3月20日から台湾(たいわん)に遠征(えんせい)します。2人は「小学校卒業前のいい思い出になる」と海外でのプレーを心待ちにしています。2人は昨年9月にあった長崎新聞社杯(はい)少年ソフトボール選手権でも優勝の原動力(げんどうりょく)になっています。(17日11面)

ニュース写真


こどもパークへもどる長崎新聞トップへもどる