長崎新聞社 こどもパーク

2004年2月10日長崎新聞掲載

栄養満点おもちゃ ごっこ遊び  「自分で演じる」楽しみ


「MRT流し台+オーブン」(マリントラ社、スウェーデン。合板、ステンレス、アクリル製)。子どもが使いやすい高さの流し台。ご飯やおかずは、想像でさまざまなものに見立てられる積み木やおはじきなど使いましょう
 子どもたちが大好きな「ごっこ遊び」。その代表格がままごとです。おもちゃを食べるまねなどの見立て遊びを始めたら、少しずつままごと道具をそろえます。おもちゃでなく本物の包丁で野菜を切らせたらいい、と言う方がいますが、ままごとは食育や台所育児と本質的に異なります。ご飯を作るという作業だけが面白いのではなく、お母さんやお父さんの役割を自分で演じることが楽しいのです。その証拠に、お母さんの口癖やお父さんの習慣を実に細かくまねします。

 子どもは、遊びを通して世界を体験し、学んでいきます。もし立って歩く大人が周りにいなかったら、子どもはいつまでも立って歩こうとしないでしょう。子どもは大人のすることをまねしたいのです。その意味で、家庭という一番身近な社会に興味を持つままごとはとても大切ですし、ままごと遊びは子どもの情緒安定に大きな影響を及ぼすとさえいわれます。ところが、日本ではおもちゃ全般を「男の子おもちゃ」「女の子おもちゃ」とに分け、ままごとは女の子のものとされています。ままごとは女の子だけでなく、男の子にも必要です。

「百町森ままごと(4人用)」(百町森、日本。ブナ材)。はし、きゅうす、汁碗(わん)など、ヨーロッパのままごとセットにはない日本的な食器
 今まで紹介してきたヨーロッパのおもちゃたちからも分かるように、もともと、おもちゃに性差など必要ありません。異性のきょうだいや友達とも一緒に遊べるおもちゃを選んでください。そして、年齢が上がるにつれて、お店屋さんやお医者さんなど、いろいろな職業をごっこ遊びの中で体験させてあげてください。

(おもちゃコンサルタント・坂本秀子)






おえかきランド

おえかき
虫の声がどこかから聞こえてくるぞ。

鳥の声も聞こえてくるぞ。

どこかの家の庭にいるみたいだ。

そこに行ってみた。

そこに行ってみると虫があつまってがっしょうをしているみたいだ。

そして虫のがっしょうをずーっと聞いていた。

虫のあつまり  長崎市立桜町小4年生  谷内健将(ポエムも)



おえかき
ビー玉がキラキラ。

光にあたってキラキラ。

青や緑のビー玉があっていろいろな物がうつる。

ころころころがってキラキラ光る。

海の色やお日さまの色。

草の色もある。

どの光もころがってキラキラ。

ビー玉  長崎市立桜町小3年  平井良季(ポエムも)







童話の森
自分は自分
 文と絵・道上杏奈

イラスト  「はい。みんな集まってぇ」 今、私のクラス、五年二組は体育の時間でハードル走をしています。
 「坂口(さかぐち)さんと森口(もりぐち)君。スタート地点へ行ってください」
 二人ずつ呼ばれます。私は、真ん中の方で呼ばれました。なんとクラスで一番速い倉本(くらもと)君と走るのです。
 「よぉい、ピッ」
 私は、一生懸命走りました。 “倉本君と比べられる”
 “上手に走らなきゃ”
 しかし、私はハードルを全部たおしてクラスでビリ。
 “どうしてみんなたおさないでおまけに速いの?”
 “どうして私は、できないの?”
 たくさんのことが、頭を横切ります。そして。きょうの授業は終わりました。
 昼休みになって私は、同じクラスの泉(いずみ)に言いました。
 「みんな、ハードル走とっても上手だよね。私、みんなとちがって全然だめなの。泉なんかすごく上手だよ。みんなに近づけない…」
 すると泉は、私の肩をたたいてこう言いました。
 「加奈(かな)は加奈。私は私。みんなはみんな。人は、それぞれちがうんだよ。考えてみてよ。伊織(いおり)と詩織(しおり)ってふたごでしょ? なのに頭がいいとかスポーツが上手とか全然ちがうよ。いくらふたごでも、ちゃんとした人よ。だからねっ、加奈。自分は自分なの。ハードル走だって、自分は自分だって思わなきゃね。オーケーですか?」
 “自分は自分”
 「泉、ありがとう。自信がついたよ」
 次の日。またハードル走がありました。
 “自分は自分”
 私は、人のことなんか考えませんでした。そして…。ハードルを上手に跳び、タイムも縮みました。それから私は、“自分は自分”という言葉を胸に楽しい生活を送っています。(長崎市三ツ山町、市立川平小6年、12歳)




ニ ュ ー ス を 知 ろ う  長崎新聞から

地元農産物で給食
 「スロータウン運動(うんどう)」に取(と)り組(く)む北高森山町の町立森山西小で、地元(じもと)の農産物(のうさんぶつ)を使った料理(りょうり)の給食会(きゅうしょくかい)があり、児童と生産者(せいさんしゃ)が一緒に味わいました。メニューはジャガイモを使った肉(にく)じゃがなど。児童らは農家の主婦(しゅふ)らから郷土(きょうど)料理の話などを聞きながら、おいしそうに食べました。27日には町立森山東小でもあるそうです。(4日11面)

ニュース写真
 
長崎街道を歩いた
 諫早市立御館山小の6年生が、かつてさまざまな人や文物(ぶんぶつ)が行(い)き来(き)した旧長崎街道(きゅうながさきかいどう)を歩き、その苦労(くろう)を体験(たいけん)しようと「長崎街道ウオーク」に挑戦(ちょうせん)。長崎市の県庁前から諫早市まで約25キロを歩きました。6年生85人のうち約50人と保護者(ほごしゃ)、教職員(きょうしょくいん)が参加。快晴(かいせい)の暖(あたた)かい一日となり、児童は上着を脱(ぬ)いだり、腕(うで)まくりして歩き、ゴールを目指しました。児童は「実際(じっさい)に歩くことで、いろんなことが分かる」と感想(かんそう)を話しました。(1日11面)


佐々木君が2連覇
 アマチュア将棋(しょうぎ)の第6回県小学生名人戦(めいじんせん)が長崎市内で開かれ、対馬美津島町立鶏鳴小2年の佐々木大地君が2連覇(れんぱ)を果(は)たしました。小学生初心者(しょしんしゃ)の部も併(あわ)せて開かれ、県内各地から22人が出場(しゅつじょう)。女の子の参加もあり、熱戦(ねっせん)が繰(く)り広げられました。優勝(ゆうしょう)した佐々木君は3月20日から大阪で開かれる西日本大会に出場。「前回のベスト8以上を目指したい」と決意(けつい)を述(の)べていました。(3日22面)



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