長崎新聞社 こどもパーク

11月9日長崎新聞掲載

栄養満点おもちゃ クリスマスプレゼント  わが家流の演出を


「アドベントカレンダー」(ドイツ、38センチ×28センチ)それぞれの家庭でオリジナルカレンダーを手作りすることも多い。布製のカレンダーにポケットをつけ、お菓子やちょっとしたおもちゃを入れておく
 少し早いですが、クリスマスの話です。日本の子どもがいる家庭では「クリスマス=おもちゃを買う日」になっています。子どもたちも贈り物が楽しみですが「クリスマスプレゼント=もらって当たり前」では寂しい。もっと、うきうき待ってくれて、贈り物を大切に感じてくれたらうれしいですね。

 そのために今年は「贈り方」を演出してみましょう。お薦めはアドベントカレンダーです。クリスマスまでの一カ月をアドベントといいます。十二月一日から二十四日までの仕掛けカレンダーです。毎日ひとつずつ窓を開けるとあらわれる絵を楽しみながら、クリスマスを待ちわびます。絵柄もサイズもさまざまですが、手作りも楽しいでしょう。


「ウインドミル」(ドレクセル社、ドイツ)木製。木工芸が盛んなドイツ・エルツ地方で作られており、ドイツではクリスマスに欠かせない飾り。高さ30センチの小さいものから、屋外用では高さ10メートル以上のものもある。キャンドルの火の上昇気流でプロペラが回る
 次は、贈り物選びです。子どもとおもちゃ屋に行くと、ヒーローやキャラクターのついた流行おもちゃを欲しがります。クリスマスくらいは「そんなおもちゃは絶対ダメ!」と決めつけずに、子どもの「欲しい」という気持ちも大切にしてあげたいものです。

 でも「お母さんお父さんはこういうおもちゃは好きじゃない」としっかり伝えることも大切。そこで、子どもの欲しがるおもちゃはお父さんお母さんからと言って贈り、その一方で「サンタクロースは世界中の子どもたちに一日でプレゼントを配るからとっても忙しい。『〇〇がほしい』という注文は聞けないんだよ」と話し、親が贈りたいおもちゃをサンタクロースから贈ってみるのはいかがでしょうか。

 贈り物にお薦めのおもちゃは「おもちゃで遊ぼう2003―2004」(日本グッド・トイ委員会編)でも紹介していますが、高価なおもちゃを無理して購入するより、手作りおもちゃを贈って一緒に遊ぶ方がいい場合もあります。世間のやかましいジングルベルに影響されることなく「わが家流のクリスマス」を楽しんでください。

(おもちゃコンサルタント・坂本秀子)






おえかきランド

おえかき
とびばこ
長崎市立小島小2年
田中稜子
おえかき
ふけるようになったよ
長崎市立諏訪小3年
松尾和加奈
おえかき
おきにいり
長崎市立諏訪小1年
大浦聖人







童話の森
また会いたいな
文と絵 岩下久瑠美

 これは、こわれた風車(ふうしゃ)のお話。
 ある村に、五機(き)の風車が、ありました。だけどその中の一機は全(まった)く回らないし、回(まわ)そうとすると、ギーギーととてもにぶい音が、するのでした。
 ところが、ある日、いつものようにほかの風車や小鳥たちに、バカにされていた風車のもとに、一人の男の子が、やって来たのです。この男の子が、風車に、「どうして回っていないの?」とききました。
 「あのね。ぼく、羽根(はね)の部分(ぶぶん)が、こわれてるの」と風車は答(こた)えました。そしたら男の子は、目をまんまるくして、ビックリしていたけれど、うれしそうに、「風車が、しゃべったー」と喜(よろこ)びました。
イラスト  そして、その日から男の子と風車は、友だちになりました。夕方になり男の子が、帰る時間になりました。風車は、こうふんしながら、「ねえ。君、あしたも来るの?」とききました。男の子もスキップをしながら後ろ手に手をふり、「うん。ぜーったい来るよ」と答えました。
 その日の夜、男の子も風車もお互(たが)いのことを思(おも)い出(だ)して、なかなか眠(ねむ)れなかったようです。
 だけど、この男の子と風車を引き離(はな)すある事件(じけん)が、あったのです。男の子が、風車に登(のぼ)って遊(あそ)んでいる時、急(きゅう)に足をすべらせて下へ真(ま)っ逆(さか)さま―。男の子は足を痛(いた)めてしまったのです。
 それで男の子のお母さんは、「もう危(あぶ)ないからあそこに行っては、いけないよ!」と言ったのです。男の子は、泣きながら、風車のところに、さよならを、言いに行きました。
 「ねえ。昨日(きのう)は、大丈夫(だいじょうぶ)だった?」と風車。だけど、男の子は答えず走っていってしまったのです。それから、風車は、元気をなくしてしまいました。
 一年が過(す)ぎ…、十年が過ぎたある日、一人の男の人が、風車の方に走ってきて、「風車! 会いたかったよ」と、風車に抱(だ)きつきました。
 「君、あの時の男の子?」
 「そうだよ。ぼくのために、回してくれよ」
 「よし分かった」。最初は、ゆっくりでしたが、ちゃんと回れるようになっていました。男の人は、涙(なみだ)をおさえながら空を見上げていました。
(五島岐宿町立岐宿中2年)




ニ ュ ー ス を 知 ろ う  長崎新聞から

世界の平和を祈る
 長崎原爆(げんばく)で児童ら約1300人が犠牲(ぎせい)となった長崎市の市立山里小で平和祈念(きねん)式(しき)=写真=があり、校内にある「あの子らの碑(ひ)」の前で、全校児童が犠牲者のめい福と世界平和を祈りました。式では6年の中島有理さんが作文を朗読(ろうどく)し、「永井(隆)博士の思いを受け継(つ)ぎ、私たちの手で未来まで平和を伝えていきましょう」と呼(よ)び掛(か)けました。(5日10面)

ニュース写真
 
手づくり竜が舞う
 西彼三和町の県立鶴南養護学校で文化祭があり、小、中学高等部の全校生徒164人が歌やダンスなどを元気いっぱいに披露(ひろう)しました。オープニングは小学部1年生の「OH!くんち」。竜衆の衣装(いしょう)に身を包(つつ)んだ児童たちが、手作りの竜(じゃ)を持ち、勢(いきお)いよく走り回ると「モッテコーイ」の盛(さか)んな掛(か)け声が上がりました。校内のゲームコーナーでは生徒と地域住民(ちいきじゅうみん)らが一緒に歓声(かんせい)をあげる姿(すがた)も見られ、終日(しゅうじつ)にぎわいました。(4日12面)

長崎の伊藤君優勝
 第12回長崎ジュニア囲碁(いご)大会が長崎市の長崎総合科学大で開かれ、園児から高校生まで191人が、4パートに分かれて腕前(うでまえ)を競(きそ)いました。有段者(ゆうだんしゃ)が参加した選手権戦決勝(せんしゅけんせんけっしょう)では長崎市立土井首小5年の伊藤裕介君と福岡市立若宮小6年の黒木翔太君が対戦。ともに県代表(だいひょう)の実績(じっせき)を持つ実力者同士(じつりょくしゃどうし)の対局(たいきょく)は、伊藤君が勝利(しょうり)しました。伊藤君は「将来(しょうらい)はプロ棋士(きし)になりたい」と話していました。(5日10面)



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