長崎新聞社 こどもパーク

10月13日長崎新聞掲載


栄養満点おもちゃ 人形遊び  名前付け、「ひと」として

バースドール
「バースドール」(綿・ウール製、手作り品)生まれた時から一緒に育つ人形。オーガニックコットンはにおいを吸収するので、妊娠中にママが作った人形にはママのにおいがつく。外出などの不安なとき、ママのにおいがする人形がそばにあると子どもは落ち着く
 みなさんのおうちには人形が「います」か? それとも「あります」か?

 人形はほかのおもちゃと異なり、人格を持ちます。遊んでいる子どもの気持ちに沿って一緒に悲しんだり喜んだりします。名前のない人形はただの「もの」ですから、家に「ある」だけですが、きちんと名前が付いている人形は「ひとがた」であり、家に「いる」のです。分身であり友だちである人形には必ず名前を付け、大人も名前で呼んでください。片付けるときも、人形用のベッドに寝かせたり、いすに座らせたりし、大切に扱いましょう。
小物たち
「ジルキー」(ケーセン社、ドイツ。綿・ウール製)、「人形用のくし、ドライヤー、ミルクびん、おんぶひも」(百町森、日本。木製・布製)人形との遊びを豊かにする小物たち。布一枚あれば、布団、オムツ、よだれかけになる

 一歳半くらいから人形のお世話遊びが始まります。人形遊びは女の子だけのものではありません。男の子にも気持ちを代弁し共有してくれる人形が必要です。人形を選ぶときは、素材と表情に気をつけてください。抱きしめたときに冷たく、硬い感じがするものは避け、柔らかく温かい素材のものを選びます。

 子どもの気持ちを共有できるのは無表情の人形です。いつも満面の笑みをたたえているものや、スイッチを押すと繰り返し歌ったり踊ったりするものは、子どもの心を無視します。そのような「商品」をわざわざ買わなくても、家にある布を利用して作った「てるてる坊主人形」でも十分です。

(おもちゃコンサルタント・坂本秀子)




おえかきランド

おえかき
おえかき
おえかき
花  火
長崎市北栄町、4歳
中田奈穂子
花  火
西彼長与町、5歳
横溝大樹
おはな だいすき
長崎市立諏訪小1年
山下葵


童話の森
ムムちゃんとゴミおばけ
文と絵 向井幸子

 ムムちゃんは、小学二年生。だけど、ムムちゃんは、片付けが好きではありません。ゴミも本も人形も、みんな床(ゆか)に転(ころ)がしたままです。
 ムムちゃんが、テレビを見ていると、ママが怒(おこ)って言いました。
 「ちゃんと部屋の片付けをしなさい」
 ムムちゃんは、仕方なく部屋を片付けに行きました。
 ところが、何でもかんでも、転がっているものですから、ムムちゃんは、ゴミ袋(ぶくろ)に全部入れて、すててしまいました。
 その日の夜、ムムちゃんが寝ていると、しくしくと誰(だれ)かがすすり泣く声がします。
 「誰!?」
 「僕は、ゴミおばけ。ムムちゃん、さびしいよぅ」
 ムムちゃんは、走って、隣(となり)の部屋の、おばあちゃんの所へ逃げ込みました。
 「おばあちゃん、たすけて! ゴミおばけが出たの」
イラスト  「おや、まあ。さぁ、こっちにいらっしゃい。もう大丈夫」
ムムちゃんは、ほっとしました。
 「おばあちゃん、私のせいかな。ゴミおばけ、泣いてたの」
「何かすてた?」
 「うん、たくさんすてたの」
「ムムちゃんは、きれいな部屋と、きたない部屋のどっちが好きかな?」。おばあちゃんは優(やさ)しくたずねました。
 「きれいな部屋」
 「きれいな方が、気分いいわよね。たとえば、家をきれいにすると、みんなも気持ちがいいし、家もよろこぶのよ。物というのはね、思いを込めて大切にしてあげると、いろんなものを返してくれるのよ。ムムちゃんにとって、すばらしい出会いになるわよ。ムムちゃんは、どうしたい?」
 「物がさびしがらないように、大切にしてあげる」
 「それがいいわね」
 次の日からムムちゃんは、きちんと片付けができるようになりました。ムムちゃんの部屋に、ゴミおばけが出てくることは、それ以来(いらい)、ありませんでした。
(西彼外海町、24歳、家事手伝い)






ニ ュ ー ス を 知 ろ う  長崎新聞から

「古里の昔」知ろう
 「知ってほしい昔(むかし)のこと」―。佐世保市小島町の小島公民館で市立赤崎小4年生と同地区のお年寄りが、地域についての学習会を開きました=写真=。お年寄りが30年ほど前まで開かれていた「女相撲(すもう)」や今はふさがれたトンネル、戦時中の様子(ようす)などを話して聞かせました。子どもたちは化(け)粧(しょう)まわしや写真などを見ながら熱心に質問。お年寄りが「テレビゲームは楽しいが、し過ぎると脳(のう)を弱める。お手玉やけん玉で脳が生き返るよ」などと話しかけました。(8日15面)

ニュース写真
 
中津良川きれいに
 平戸市南部を流れる中津良(なかつら)川の水質浄化活動(すいしつじょうかかつどう)に取り組む市立中津良小と県立平戸高が合同で環境(かんきょう)学習会を開きました。講師役(こうしやく)の同高1年生5人が見守る中、参加した全児童が薬品(やくひん)を使って、川が注(そそ)ぐ若宮(わかみや)湾(わん)の海水の汚(よご)れを調(しら)べました。同高の立石貴徳君が「皆(みな)さんの努力で湾の水質は昨年よりも良くなった」と話し、児童たちは環境保護(ほご)への決意(けつい)を新たにしていました。(2日15面)

貯金箱コンに9点
 小学生を対象(たいしょう)にした「私のアイデア貯金箱(ちょきんばこ)」コンクール(日本郵政公社主催(ゆうせいこうしゃしゅさい))の九州地方審査会(しんさかい)があり、中央審査会に出品される九州代表(39点)に本県から伊豫屋(いよや)友紀さん(長崎市立古賀小1年)、宮崎香陽子さん(福江市立緑丘小2年)の作品など9点が選ばれました。九州7県からの応募(おうぼ)数は約32万点、本県からは約4万点の作品が寄せられました。(9日25面)



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