長崎新聞社 こどもパーク

9月22日長崎新聞掲載

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イラスト=宮本努
手話でこんにちは
画像をクリックすると手話通訳士・西川研さんによる手話の動画がご覧いただけます

 ■「友だち」「なかま」

 友だち(左の絵) 両手を強く握り合わせます。手をつなぎ合わせるイメージ。「仲良し」「友情」も同じ手話です。

 なかま(右の絵) 両手をつなぎ合わせ、水平に回します。


 4月からスタートし、毎回みなさんにお会いできるのを楽しみにしてきましたが、今回で最終回になりました。少し寂しい気持ちです。

 耳が聞こえない大人や子どもたちは、聞こえる人たちの「なかま」に入って楽しくお話ししたり、たくさんの人と「友だち」になりたいと思っています。

 手話ができなくても、気持ちが通じ合える優しいみなさんと、またお会いできる日を楽しみにしています。
(指導・県ろうあ福祉協会)
=おわり=
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読みごろ絵本
じゅげむ
   声に出して落語楽しもう
    川端誠(クレヨンハウス・1200円)

 今、子ども向けテレビ番組で大人気の「じゅげむ」。うちの子どもたちも毎日一生懸命「じゅげむ、じゅげむ…」と暗唱していますが、案外、元のお話を知らない子ども(大人)も多いようです。

 「じゅげむ」はもともと、江戸落語のお話。念願の男の子が生まれた夫婦が、幸せに育ってほしいと願い、お寺の和尚さんに名付けを頼みに行きます。和尚さんは縁起の良い名前をと「寿限無(じゅげむ)」「五劫(ごこう)のすりきれ」「海砂利水魚(かいじゃりすいぎょ)」というようにおめでたい名前(事物)を挙げていきます。夫婦はどの名前にするかさんざん悩んだあげく、その全部を名前にしてしまうのです。それでこんな長ったらしい名前になってしまうのですね。それでもう周りも大騒ぎ。だって、いちいち「じゅげむじゅげむ…がケンカしてるよ」とか「じゅげむじゅげむ…が熱が出たんだって!」
絵本 中
絵本表紙
という具合に名前を繰り返さなくてはいけないんですもの。このナンセンスな繰り返しにこの落語の面白さがあります。

 作者の川端誠さんは「じゅげむ」以外にも楽しい落語を絵本にしています。ぜひ親子で声に出しながら読んでほしいですね。
(JPIC読書アドバイザー・鈴木綾子)



おえかきランド

にがおえ
にがおえ
にがおえ
お空と海
長崎大付属幼稚園、6歳
浜崎慎平
お魚いっぱい
長崎市桜が丘小3年
平川美涼
花火
長崎市御船蔵町、4歳
伊東陸


童話の森
夜空の赤いホシ
文と絵 繖谷ちず

 夜の空に赤く光るホシ。十二歳のミキちゃんは窓辺(まどべ)から火星を見上げました。すると火星人でしょうか? ミキちゃんに話しかける声がきこえました。
 「なんて顔(かお)をしているんだ。まるで死(し)んでいるみたいだよ」
 「わたしは悪(わる)い子なの」。ミキちゃんは赤いホシに向かって答(こた)えました。「悪い子は反省(はんせい)しなければ。笑っていてはダメなのよ」
 「一体(いったい)どんな悪さをしたのさ?」
 「学校をずる休みしたの」
 「どうして?」
 「疲(つか)れたのよ。友だちが嫌(きら)いなことはわたしも嫌い。友だちが好きなことはわたしも好き。そんなふうに友だちに合わせて右に行ったり左に行ったりしているうちに、自分がわからなくなっちゃった」
 ハハハと火星人の笑う声がしました。
 「好きなことを好きと言うのに問題(もんだい)があるのかい?」
イラスト  「友だちと反対のことを言ったら仲間はずれにされる。クラスでひとりぼっちになるのよ」
 「それがどうした。クラスでひとりでも、世界は広い。宇宙(うちゅう)はもっと広いんだ」
「そうね。宇宙に比(くら)べたら、クラスなんて小さいわよね。でも、その小さな世界の中で、わたしは生活しているの。ひとりぼっちはやっぱりつらいよ」
 ミキちゃんは重(おも)たい気持(きも)ちになってうつむきました。
 「楽しいときに笑う、悲しいときに泣くのは普通(ふつう)のことだ」。ミキちゃんの頭に火星人の声が降(ふ)ってきます。「だけど好きなことを嫌いと言うのは普通じゃない」
 はっとして、ミキちゃんは顔を上げました。
 「好きなことを好きと、正直に言ってごらんよ。ひとりぼっちになるどころか、逆(ぎゃく)に友だちが増えるかもしれないよ」
 夜の空にひとつだけある赤いホシは、たくさんの白い星々よりもひときわ美しく輝(かがや)いて見えました。
 「勇気がいるだろうけど、むずかしいことじゃないさ。だって勇気は誰(だれ)でも持っているのだから」
 ミキちゃんはうなずきました。
 「うん。明日はわたしらしく笑って教室(きょうしつ)に入るよ」
 火星に力をもらったミキちゃん。でも実は火星人の言葉はミキちゃんの心のさけびだったのかもしれません。
(長崎市塩浜町、28歳)






ニ ュ ー ス を 知 ろ う  長崎新聞から

珍しいチョウ飛来
 佐世保市の石岳(いしだけ)動植物園で、珍しいチョウ「リュウキュウムラサキ」の雌(めす)=写真=を職員が捕獲(ほかく)しました。このチョウは国内では南西諸島から九州南部に生息(せいそく)し、主(おも)にサツマイモの葉(は)などを食べるそうです。羽に白い斑点(はんてん)があり、採集(さいしゅう)された台湾型(たいわんがた)は、上部(じょうぶ)が光の加減(かげん)で青紫(あおむらさき)に輝(かがや)くのが特徴(とくちょう)。そんなチョウがなぜ、佐世保で見つかったかというと、12日に本県(ほんけん)に接近した台風14号に乗って沖縄(おきなわ)方面からやって来たと考えられるそうです。(17日13面)

ニュース写真
 
“名画”を花で彩る
 佐世保市のハウステンボスで「秋のフラワーカーニバル」が開かれています。園内の運河(うんが)には花で彩(いろど)られたフェルメールの「青いターバンの女」やマネの「ウイーン娘(むすめ)」など“世界の名画”が浮かび、見物客(けんぶつきゃく)の目を楽しませています。“名画”は全部で5つ。縦(たて)10メートル、横(よこ)7・2メートルの水上花壇(すいじょうかだん)に約3000本のマリーゴールドやベゴニアを植(う)え込(こ)み、巨匠(きょしょう)たちの作品を再現(さいげん)しています。11月14日まで開催中(かいさいちゅう)です。(15日28面)


美しい町守ります
 第1回県こどもエコクラブ大会が、島原市で開かれました。県内の7クラブの約40人を含(ふく)め約170人が参加し、3クラブが環境保全活動(かんきょうほぜんかつどう)を発表(はっぴょう)。手作り遊びの体験(たいけん)コーナーもあり、楽しく交流しました。南高加津佐町(なんこうかづさちょう)こどもエコクラブは、町内でのごみ調べや生き物調査(ちょうさ)をスライドを使って報告(ほうこく)。「美しい町を守るため頑張(がんば)りたい」と意気込(いきご)みを見せていました。(17日11面)



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