正月飾り
松や竹で華やかに
「お正月になると、その年の神様(かみさま)が、木の枝を伝って降(お)りて来られる」という考えがあり、おめでたい樹木(じゅもく)を家の入り口などに立てて神様を迎えるというのが、門松(かどまつ)の起こりといわれています。 松や竹は一年以上枯(か)れない葉を持つ常緑樹(じょうりょくじゅ)のため、おめでたい樹木として使われています。年末は正月用のすてきな飾(かざ)りを手作りして、幸せを運ぶ神様を迎える準備(じゅんび)をしてみませんか? まず、花や枝をさす正月らしい容器を作ります。牛乳パックやペットボトルを適当(てきとう)な大きさに切り、中を洗っておきます。パックが乾いたら、外側には和紙や気に入った包装紙(ほうそうし)を張り、水引や紅白のリボンを結(むす)びつけて飾ります。このとき、結び方もいろいろ工夫してみてください。ご祝儀袋(しゅうぎぶくろ)の水引の結び目を見ながら結んでもいいでしょう。
吸水性スポンジには松や竹、スイセンなどの季節の花をさしていきます。松や竹などがなくても、張る紙の色を赤など華(はな)やかな色にするだけでお正月らしくなりますよ。 (北松農業高施設園芸科教諭・三宅留美)
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文と絵 上川晃子 今日は天気がいいので、少しだけ山に登ってみました。そこからは海も見えます。「海ってどうして青いのかな?」とエカがつぶやくと、「海って水よね。その水に空の青が映(うつ)っているからよ」。エカは驚(おどろ)いて声のする方を見ました。大きい鳥がいて、言いました。「私はコンドルっていう鳥なの。名前はユマっていうのよ」「そしたらどうして空は青いの?」。エカが聞くとユマが教えてくれます。「空って透明(とうめい)に近い紙みたいな青が重なってできているの。近くで見ると透明に見えるけど、下から見ると青に見えるのよ」
続けてユマは言いました。「これでシャボン玉を作ってみて」。エカは言われるとおり、シャボン玉をふいてみました。それは大きくなってストローから離(はな)れてもなかなか壊(こわ)れません。そしてシャボン玉はとうとう空に溶(と)け込むように消えてしまいました。「すごい! みんながエカちゃんみたいだったらいいのにね」とユマが言いました。「え? それっどういうこと?」「このシャボン玉は、やさしい心や自然を大切にする心があると、いつまでたっても壊れないの。そうしてね、そのまま空に溶け込むの」エカが聞きます。「意地悪(いじわる)な子だったら?」「シャボン玉はすぐ壊れちゃうわよ。意地悪な子からはとがった息しか心から出てこないの」。エカはびっくりしました。「え? とがった息?」「そうよ。エカちゃんはやさしい心だから、丸い息が心から出てくるの。それでシャボン玉は壊れないのね。そうしてね…」とユマは説明(せつめい)します。空に溶け込んだシャボン玉は、汚れをキレイにしてくれるそうです。汚れは空をつくっている透明な紙のようなもののシミ。そのシミをキレイに掃除(そうじ)してくれるそうです。 ユマはこうも言います。「だから海もキレイになるのよ」「え? どうして?」とエカ。ユマは答えます。「海は空を映しているの。空がきれいになれば、自然と海もキレイになるのよ」。エカは聞きました。「みんながやさしい心を持てばいいの?」。ユマは頷(うなず)いて言います。「そうね、自然にもやさしい心を持つことよ」。「だけどこのシャボン玉がないもの」。エカが言うと、ユマは「ご心配なく。みんながやさしい心になれば、知らないうちに見えないシャボン玉が空へと飛んでいくからね」と答えてくれました。それを聞いてエカはニッコリしました。 (長崎市多以良町、36歳、無職) |
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