![]()
待ちに待ったクリスマス。イギリスでは24日から3日間は国の休日で、家族そろってキリストの誕生を祝います。子どもたちもプレゼントをたくさんもらって大喜びです。イギリスには「クリスマスから12日以内にツリーや飾り付けを取り払った方がいい」という古くからの言い伝えがあるんですよ。 (指導・長崎YMCA、ジュリア・ウエストン先生、イラストも) |
![]()
文と絵 伍田さつき
「上の子って嫌(いや)だよな。何でもオレのせいにさせられるし」 学校の休み時間に一郎君は良太君と明君、夏君と話しています。 一郎君は小学二年になる弟がいます。しかし、ちょっと兄弟げんかをすると、すぐに親から一郎君ばかり怒られてしまうのです。 「ぼくは一人っ子だから」 「良太はいいよ。もう弟なんかいらないね」。一人っ子の良太君に少しいやみっぽく言う一郎君。 すると、夏君がうつむきながら言いました。
「ぼくは末っ子だけど、あんまりいいと思った事(こと)ないよ。もう中学生なのに、兄さんや姉さんから『あなた出来(でき)るの?』とか『夏はまだだめ』とか、特別扱(とくべつあつか)いされてるんだ。まるで小学生のように。ぼくもう色々(いろいろ)なことできるのに」「ふーん、末っ子も楽じゃないんだな」と、一郎君は驚(おどろ)きました。 「でも、上の子も下の子も損(そん)ってわけじゃないと思うよ」。明君が口を開きました。 「上の子は下の子よりもしっかりしてるから、親も信頼(しんらい)して少し厳(きび)しくしているんじゃないかな」。明君の言葉に一郎君は少し照(て)れています。明君はさらに続けます。「下の子も下の子で、特別扱いなんて考えないで、人生の先輩(せんぱい)として見習(なら)っていけるんじゃないかな」。一郎君と夏君の目には、明君がとても大きく見えます。 「確(たし)かに、弟もまだ小学2年だからな」。「ぼくも少し甘えていたのかな」。一郎君と夏君は少し考え込みました。 「たった一人の兄や弟なんだから、兄弟のことを悪く言ったらだめだよ」。良太君も注意しました。 「そっか。オレ何だか弟がいてよかった気がする」。一郎君はさっき、「弟なんかいらないよ」と言ったことを反省しました。 それから一郎君と夏君は相手の兄弟のことを思いやって、もっと兄弟の事を好きになろうと思いました。 立派(りっぱ)なお兄ちゃんになるために。 立派な弟になるために。 (長崎市鳴滝1丁目、20歳、フリーター) |
こどもパークTOP | 長崎新聞TOP |